Solaris WBEM 開発ガイド

Sun WBEM ユーザーマネージャを使ってアクセス制御を設定する

Sun WBEM ユーザーマネージャ (wbemadmin) では、ユーザー自身や、特権を持つその他のユーザーが、以下の操作を実行できます。


注 –

アクセス制御を指定するユーザーは、Solaris OS ユーザーアカウントを持っていなければなりません。


Sun WBEM ユーザーマネージャで実行できることと実行できないこと

アクセス特権は、個々の名前空間、またはユーザーと名前空間の組み合わせに対して設定できます。ユーザーを追加し、名前空間を選択すると、そのユーザーには、選択した名前空間内の CIM オブジェクトに対する読み取り権がデフォルトで許可されます。


注 –

ユーザーのアクセス権と名前空間のアクセス権を効果的に組み合わせたい場合は、まず名前空間へのアクセスを制限します。次に、個々のユーザーに、その名前空間に対する読み取り権、読み取り/書き込み権、または書き込み権を許可します。


個々の管理対象オブジェクトにアクセス権を設定することはできません。しかし、ある名前空間内のすべての管理対象オブジェクトにアクセス権を設定したり、ユーザーごとにアクセス権を設定したりすることはできます。

root としてログインすると、CIM オブジェクトに対して次のような種類のアクセス権を設定できます。