Solaris WBEM 開発ガイド

Procedureサンプルプロバイダプログラムの実行方法

サンプルプロバイダプログラムを実行する前に環境を設定する必要があります。

手順
  1. LD_LIBRARY_PATH 環境変数を、プロバイダクラスファイルの位置に設定します。

    • C シェルを使用して、次のように入力します。


      % setenv LD_LIBRARY_PATH /usr/sadm/lib/wbem
      
    • Bourne シェルを使用して、次のように入力します。


      $ LD_LIBRARY_PATH=/usr/sadm/lib/wbem
      
      $export LD_LIBRARY_PATH
      
  2. libnative.so 共有ライブラリファイルを、LD_LIBRARY_PATH 環境変数によって指定されているディレクトリにコピーします。


    % cp libnative.so /usr/sadm/lib/wbem
    
  3. プロバイダクラスファイルを、これらのパッケージと同じパスに移動します。


    % mv *.class /usr/sadm/lib/wbem
    
  4. スーパーユーザーになります。

  5. LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定したシェルと同じシェルの CIM オブジェクトマネージャを停止します。


    # /etc/init.d/init.wbem stop
    

    注 –

    シェルに LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定する場合は、設定した新しい値を認識させるために、そのシェルで CIMOM の停止と再起動を行なってください。


  6. CIM オブジェクトマネージャを起動します。


    # /etc/init.d/init.wbem start
    
  7. スーパーユーザー状態から抜けます。

  8. CIMOM の適切なクラスを読み込んでプロバイダを識別するためにプログラムに関連した .mof ファイルをコンパイルします。


    % mofcomp -u root p root-password Native_Example.mof
    
  9. CIM Workshop を起動します。


    % /usr/sadm/bin/cimworkshop
    
  10. CIM Workshop ツールバーの「クラスを検索 (Find Class)」アイコンをクリックします。

  11. 「入力 (Input) 」ダイアログボックスで、表示したいクラス名を入力して「了解 (OK) 」をクリックします。

    CIM Workshop にクラスが表示されます。