Solaris WBEM 開発ガイド

セキュリティ保護されたメッセージング

CIM RMI プロトコルでは、クライアントから WBEM サーバーに渡される個々の要求に、メッセージデータから構築されたメッセージオーセンティケータが含まれます。認証交換の間に確立されたセッションキーと共に、一方向ダイジェストも作成されます。

WBEM サーバーは、このメッセージオーセンティケータを検証します。これにより、要求が認証済みのクライアントからのものであり、メッセージがサーバーに届くまでの間に変更または再送信されていないことが保証されます。

元のクライアント以外のクライアントによって変更、再送信、または作成されたメッセージを検出すると、WBEM サーバーは CIM セキュリティ例外を返します。この例外には、CHECKSUM_ERROR エラーが含まれます。さらに、WBEM サーバーは、ログメッセージを WBEM ログに書き込みます。