マルチスレッドのプログラミング

ユーザーレベルのスレッドの状態

スレッドごとに固有な状態としては次のものがあります。

スレッドはプロセスの命令とプロセスデータの大部分を共有します。このため、あるスレッドによって共有データに加えられた変更は、プロセス内のほかのスレッドから認識できます。スレッドが自分と同じプロセス内の他のスレッドとやり取りを行う場合は、オペレーティング環境を介する必要はありません。


注 –

ユーザーレベルのスレッドという呼称は、システムプログラマだけが関係するカーネルレベルのスレッドと区別するためのものです。このマニュアルは、アプリケーションプログラマ向けであるため、カーネルレベルのスレッドについては触れません。