#include <pthread.h> int pthread_rwlock_init(pthread_rwlock_t *restrict rwlock, const pthread_rwlockattr_t *restrict attr); pthread_rwlock_t rwlock = PTHREAD_RWLOCK_INITIALIZER;
attr が NULL の場合、デフォルトの読み取り/書き込みロック属性が使われます。この場合の結果は、デフォルトの読み取り/書き込みロック属性オブジェクトのアドレスを渡す場合と同じです。いったん初期化したロックは、繰り返して使用するために再び初期化する必要はありません。初期化が成功すると、読み取り/書き込みロックは初期化され、ロックが解除された状態になります。初期化済みの読み取り/書き込みロックを指定して、pthread_rwlock_init() を呼び出した場合、その結果は不定です。最初に初期化しないで読み取り/書き込みロックを使用した場合も、その結果は不定です。
デフォルトの読み取り/書き込みロック属性を使用するのであれば、PTHREAD_RWLOCK_INITIALIZER というマクロで、静的に割り当てられている読み取り/書き込みロックを初期化できます。この場合の結果は、パラメータ attr に NULL を指定して pthread_rwlock_init() を呼び出し、動的に初期化したときと同じです。ただし、エラーチェックが実行されません。