SPARC アーキテクチャーは、レジスタシンボル (大域レジスタを初期化するシンボル) をサポートします。レジスタシンボルに対するシンボルテーブルエントリには、次の値が入ります。
表 7–22 SPARC: ELF シンボルテーブルエントリ: レジスタシンボル
フィールド |
意味 |
---|---|
st_name |
シンボル名文字列テーブルへのインデックス。または 0 (スク ラッチレジスタ)。 |
st_value |
レジスタ番号。整数レジスタの割り当てについては、ABI マニュアルを参照してください。 |
st_size |
未使用 (0)。 |
st_info |
結合は標準的には STB_GLOBAL です。種類は STT_SPARC_REGISTER でなければなりません。 |
st_other |
未使用 (0)。 |
st_shndx |
このオブジェクトがこのレジスタシンボルを初期化する場合は、SHN_ABS。それ以外の場合は、SHN_UNDEF。 |
定義済みの SPARC 用レジスタ値を、次に示します。
表 7–23 SPARC: ELF レジスタ番号
名前 |
値 |
意味 |
---|---|---|
STO_SPARC_REGISTER_G2 |
0x2 |
%g2 |
STO_SPARC_REGISTER_G3 |
0x3 |
%g3 |
特定の大域レジスタのエントリが存在しないことは、その特定の大域レジスタがオブジェクトで使用されないことを意味します。