x64 がサポートされるようになりました。表 7–5、「特殊セクション」、「x64: 再配置型」、「x64: スレッド固有変数へのアクセス」、および 「x64: スレッド固有領域の再配置のタイプ」を参照してください。
ファイルシステムの再構成により、多数のコンポーネントが /usr/lib から /lib に移動されました。これにより、リンカーと実行時リンカー両方のデフォルト検索パスが変更されました。「リンカーが検索するディレクトリ」、「実行時リンカーが検索するディレクトリ」、および 「セキュリティー」を参照してください。
システムアーカイブライブラリが提供されなくなりました。したがって、静的にリンクされた実行可能ファイルは作成できなくなりました。「静的実行可能ファイル」を参照してください。
crle(1) の -A オプションにより、代替依存関係をより柔軟に定義できるようになりました。
リンカーは、値なしで指定された環境変数を処理できるようになりました。「環境変数」を参照してください。
dlopen(3C) とともに、明示的な依存関係の定義として使用されるパス名は、すべての予約トークンを使用できるようになりました。付録 C 動的ストリングトークンによる依存関係の確立を参照してください。予約トークンを使用するパス名は、新ユーティリティー moe(1) で評価されます。
dlsym(3C) と新しいハンドル RTLD_PROBE によって、特定のインタフェースの存在有無を確認するための最適な方法が実現されました。「dlopen() の代替手段の提供」を参照してください。