プログラミングインタフェース

非同期入出力の動作

非同期入出力操作は必ずしも、カーネルの待ち行列に入った順番で実行されるとは限りません。非同期入出力操作はまた、実行された順序で呼び出し側に返されるとも限りません。

aioread(3AIO) を繰り返して高速に呼び出すことができるように単一のバッファーを指定している場合、バッファーの状態は確定されません。バッファーの状態が確定されないのは、最初の呼び出しが行われてから最後の呼び出しの結果が呼び出し側にシグナル送信されるまでの間です。

個々の aio_result_t 構造体は一度に 1 つの非同期操作だけに使用できます。この非同期操作は読み取りでも書き込みでもかまいません。

リアルタイムファイル

SunOS には、ファイルを確実に物理的に連続して割り当てる機能は用意されていません。

通常のファイルについては、read(2)write(2) の操作が常にバッファリングされます。アプリケーションは mmap(2) および msync(3C) を使用して、二次記憶領域とプロセスメモリー間の入出力転送を直接実行できます。