プログラミングインタフェース

内容の紹介

以下に示す章で、Solaris OS プラットフォームの基本的なシステムインタフェースと基本的なネットワークインタフェースに含まれるサービスおよび特性について説明します。

第 1 章メモリーと CPU の管理では、メモリーマッピングを作成および管理するインタフェース、高性能なファイル入出力を行うインタフェース、およびその他のメモリー管理関連を制御するインタフェースについて説明します。

第 2 章リモート共有メモリー API (Solaris クラスタ用)では、リモート共有メモリー用のアプリケーションプログラミングインタフェース (API) のフレームワークとライブラリ関数について説明します。

第 3 章セッション記述プロトコル APIでは、セッション記述プロトコル (SDP) の Solaris 実装用の API のフレームワークとライブラリ関数について説明します。

第 4 章プロセススケジューラでは、SunOS プロセススケジューラの動作、スケジューラの動作の変更、スケジューラのプロセス管理インタフェースとの対話、および性能について説明します。

第 5 章近傍性グループ APIでは、近傍性グループの動作と構造、およびこれらのグループ内のスレッドに対する資源優先順位を制御する、インタフェースについて説明します。

第 6 章入出力インタフェースでは、以前の形式の基本的なバッファー付きファイル入出力や、その他の入出力の要素について説明します。

第 7 章プロセス間通信では、以前の形式のネットワーク化されていないプロセス間通信について説明します。

第 8 章ソケットインタフェースでは、ネットワーク化通信の基本モードであるソケットを使用する方法について説明します。

第 9 章XTI と TLI を使用したプログラミング では、XTI と TLI を使用して、トランスポートに依存しないネットワーク化通信を行う方法について説明します。

第 10 章パケットフィルタリングフックでは、セキュリティ (パケットフィルタリングやファイアウォール) ソリューション、ネットワークアドレス変換 (Network Address Translation、NAT) ソリューションなど、カーネルレベルでネットワークソリューションを開発するインタフェースについて説明します。

第 11 章トランスポート選択と名前からアドレスへのマッピングでは、ネットワークトランスポートとその構成を選択するためアプリケーションが使用するネットワーク選択メカニズムについて説明します。

第 12 章リアルタイムプログラミングと管理では、SunOS 環境におけるリアルタイムプログラミング機能とその使用方法について説明します。

第 13 章Solaris ABI と ABI ツールでは、Solaris Application Binary Interface (ABI) と、アプリケーションが Solaris ABI に準拠していることを確認するツール、appcert および apptrace について説明します。

付録 A UNIX ドメインソケットでは、UNIX ドメインソケットについて説明しています。