コネクションが失敗した場合、エラーが返されますが、システムがバインドしたアドレスは残ります。コネクションが成功した場合、ソケットがサーバーに関連付けられ、データ転送を開始できます。
次の表に、コネクションが失敗したときに返される一般的なエラーの一覧を示します。
表 8–1 ソケットコネクションエラー
ソケットエラー |
エラーの説明 |
---|---|
ENOBUFS |
呼び出しをサポートするためのメモリーが足りない |
EPROTONOSUPPORT |
不明なプロトコルの要求 |
EPROTOTYPE |
サポートされないソケットタイプの要求 |
ETIMEDOUT |
指定された時刻にコネクションが確立されていない。このエラーは、宛先ホストがダウンしているか、あるいはネットワーク内の障害で伝送が中断した場合に発生する |
ECONNREFUSED |
ホストがサービスを拒否した。このエラーは、要求されたアドレスにサーバープロセスが存在しない場合に発生する |
ENETDOWN または EHOSTDOWN |
これらのエラーは、基本通信インタフェースが配信する状態情報によって発生する |
ENETUNREACH または EHOSTUNREACH |
この操作エラーは、ネットワークまたはホストへの経路がないために発生する。この操作エラーはまた、中間ゲートウェイまたは切り替えノードが返す状態情報によっても発生する。返される状態情報が十分でないために、ダウンしているネットワークとダウンしているホストが区別できない場合もある |