プログラミングインタフェース

XTI インタフェースへの追加

XNS 5 (UNIX03) 標準に新規の XTI インタフェースが導入されました。これらの XTI インタフェースについて、次に簡単に説明します。詳細については、関連するマニュアルページを参照してください。なお、TLI ユーザーはこれらのインタフェースを使用できません。分散および集中データ転送インタフェースは次のとおりです。

t_sndvudata(3NSL)

1 つまたは複数の非連続バッファー上のデータユニットを送信する

t_rcvvudata(3NSL)

1 つまたは複数の非連続バッファーにデータユニットを受信する

t_sndv(3NSL)

コネクション時に、1 つまたは複数の非連続バッファー上のデータまたは優先データを送信する

t_rcvv(3NSL)

コネクションを経由して受信したデータまたは優先データを、1 つまたは複数の非連続バッファーに格納する

XTI ユーティリティーインタフェース t_sysconf(3NSL) は構成可能な XTI 変数を取得します。t_sndreldata(3NSL) インタフェースは、ユーザーデータを使用して正常型解放を発行したり、正常型解放に応答したりします。t_rcvreldata(3NSL) は、正常型解放の指示やユーザーデータが含まれる確認を受信します。


注 –

追加のインタフェースである t_sndreldata(3NSL) および t_rcvreldata(3NSL) は「最小 OSI」と呼ばれる特定のトランスポートだけで使用されますが、最小 OSI は Solaris プラットフォームではサポートされません。これらのインタフェースは、インターネットトランスポート (TCP または UDP) と併用することはできません。