Solaris モジューラデバッガ

dcmds

address ::mi [- p] [-d | -m]

指定されたカーネル MI_O を使用して、MI_O またはそのペイロードをフィルタリングおよび表示します。-p オプションを指定すると、MI_O に対応するペイロードのアドレスが表示され、指定しないと、MI_O 自身が表示されます。フィルタ -d または -m を指定すると、dcmd はそれぞれ、デバイスまたはモジュール MI_O オブジェクトをフィルタリングできます。

::netstat [-av] [-f inet | inet6 | unix] [-P tcp | udp]

ネットワークの統計とアクティブな接続を表示します。-a オプションを指定すると、すべてのソケットの状態が表示されます。-v オプションを指定すると、より詳細な出力が表示されます。-f オプションを指定すると、指定したアドレスファミリに関連する接続だけが表示されます。-P オプションを指定すると、指定したプロトコルに関連する接続だけが表示されます。

[ address ] ::sonode [- f inet | inet6 | unix | id] [-t stream | dgram | raw | id] [-p id ]

sonode オブジェクトをフィルタリングおよび表示します。アドレスを指定しないと、AF_UNIX ソケットのリストが表示され、指定すると、指定した sonode だけが表示されます。-f オプションを指定すると、指定したファミリのソケットだけが表示されます。-t オプションを指定すると、指定した種類の sonode だけが表示されます。-p オプションを指定すると、指定したプロトコルのソケットだけが表示されます。

[ address ] ::tcpb [- av] [-P v4 | v6]

tcpb オブジェクトをフィルタリングおよび表示します。アドレスを指定しないと、すべての接続が検査され、指定すると、指定した tcpb だけがフィルタリングおよび表示されます。-a オプションを指定すると、アクティブな接続だけがフィルタリングされ、-P オプションを指定すると、TCP の IPv4 または IPv6 接続をフィルタリングできます。tcpb dcmd は TCP 接続のフィルタリング機能を持つため、IPv4 の接続を促進する状態の中で IPv6 の TCP も接続する場合、-P フィルタを指定すると、::netstat とほぼ同じように、接続は IPv4 と IPv6 の両方として認識されます。dcmd をフィルタとして使用せずに -v オプションを指定すると、dcmd からの出力は詳細になります。