今回の J2SE リリースでは、Java プラットフォームの監視と管理の機能が大幅に強化されました。
Java 仮想マシン用の監視と管理 API。新しい java.lang.management パッケージは、Java 仮想マシンの監視と管理のためのインタフェースを提供します。
ロギング機能用の監視と管理 API。新しい java.util.logging.LoggingMXBean インタフェースは、ロギング機能用の管理インタフェースです。
Java 仮想マシンの JMX インストゥルメンテーション。 Java 仮想マシン (JVM) は、JMX を使用してその監視と管理が行える組み込み型のインストゥルメンテーションです。リモートまたはローカルの JVM インストゥルメンテーションを監視・管理する JMX エージェント、または JMX インストゥルメンテーションを使用した任意のアプリケーションの JMX エージェントを簡単に起動できます。詳細については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/docs/ja/guide/management/agent.html にある「JMX を使用する監視と管理」を参照してください。
SNMP エージェントは、JSR 163 に定められている方法で、JVM インストゥルメンテーションの標準の MIB を公開します。詳細については、「SNMP の監視と管理」を参照してください。
J2SE 5 リリースには、JavaTM Management Extensions JMXTM API バージョン 1.2 と、JMX Remote API バージョン 1.0 の RMI コネクタが含まれています。JMX API を使用すると、監視・管理用のライブラリとアプリケーションを計測できます。RMI コネクタは、このインストゥルメンテーションをリモートでアクセスするためのものです。詳細については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/docs/ja/guide/management/index.html にある JMX の文書を参照してください。