Solaris 動的トレースガイド

printa()

void printa(aggregation)
void printa(string format, aggregation)

printa() アクションでは、集積体に書式を設定して表示できます。集積体の詳細については、第 9 章集積体を参照してください。format を省略した場合、printa() は、aggregation で指定された集積体の処理を行い、デフォルトの書式で表示せよという DTrace コンシューマへの指令をトレースする以外に、何も行いません。format を指定した場合、集積体に指定された書式が設定されます。printa() の書式文字列については、第 12 章出力書式を参照してください。

printa() は、DTrace コンシューマに集積体を処理させる指令をトレースするだけです。カーネル内で集積体の処理を行うことはありません。したがって、printa() のトレース指令から実際に指令が処理されるまでの時間は、バッファー処理に影響を及ぼす要因によって変化します。こうした要因には、集積間隔、バッファリングポリシー、バッファーの切り替え間隔 (バッファリングポリシーが switching である場合) などがあります。これらの要因の詳細については、第 9 章集積体第 11 章バッファーとバッファリングを参照してください。