Solaris 動的トレースガイド

バッファーサイズ

各バッファーのサイズは、コンシューマ単位でチューニングできます。以下の表に示すように、バッファーサイズのチューニング用オプションが別途用意されています。

バッファー 

サイズオプション 

主体 

bufsize

投機 

specsize

集積体 

aggsize

これらのオプションには、サイズを表す値を設定します。その他のサイズオプションと同じく、値にはサイズ接尾辞 (オプション) を付けることができます。詳細については、第 16 章オプションとチューニング可能パラメータを参照してください。たとえば、dtrace のコマンド行からバッファーサイズを 1M バイトに設定するには、-x を使ってオプションを設定します。


# dtrace -P syscall -x bufsize=1m

-dtraceb オプションを指定する方法もあります。


# dtrace -P syscall -b 1m

また、#pragma D option を使って bufsize を設定することもできます。

#pragma D option bufsize=1m

選択したバッファーサイズは、 CPU 上のバッファーのサイズを表します。switch バッファーポリシーでは、bufsize は、 CPU 上の各バッファーのサイズを表します。デフォルトのバッファーサイズは 4M バイトです。