fasttrap プロバイダでは、事前にプログラミングされた特定のユーザープロセスの位置でトレースできます。fasttrap プロバイダは、ほかの大部分の DTrace プロバイダと違って、システムアクティビティーをトレースするように設計されていません。このプロバイダは、DTrace コンシューマが fasttrap プローブを有効にすることで、DTrace フレームワークに情報を注入することを目的としています。
fasttrap プロバイダは、ユーザーレベルのプロセスがカーネルに対して DTrace 呼び出しを行なったときに起動するプローブ、fasttrap:::fasttrap を有効にします。このプローブを有効にする DTrace 呼び出しは、現時点では正式に公開されていません。
以下の表に、fasttrap プロバイダの安定性を DTrace の安定性機構に従って示します。安定性機構の詳細については、第 39 章安定性を参照してください。
要素 |
名前の安定性 |
データの安定性 |
依存クラス |
---|---|---|---|
プロバイダ |
発展中 |
発展中 |
ISA |
モジュール |
非公開 |
非公開 |
不明 |
機能 |
非公開 |
非公開 |
不明 |
名前 |
発展中 |
発展中 |
ISA |
引数 |
発展中 |
発展中 |
ISA |