セクション 2 のシステムコールの一部は、文書化されていないシステムコールの下位操作として実装されています。たとえば、System V セマフォ関連のシステムコール (semctl(2)、semget(2)、semids(2)、semop(2)、および semtimedop(2)) は、semsys という単一のシステムコールの下位操作として実装されています。semsys システムコールは、最初の引数として、要求されたシステムコールを示す実装固有の「サブコード」(SEMCTL、SEMGET、SEMIDS、SEMOP、または SEMTIMEDOP) を取ります。単一のシステムコールを使用して複数のシステムコールを実装しているため、複数の System V セマフォに対して syscall プローブは syscall::semsys:entry および syscall::semsys:return の 1 組だけ存在します。