GSS-API は、指定されたセキュリティーコンテキストについての情報を取得する関数 gss_inquire_context(3GSS) を提供します。コンテキストは完全でなくてもかまわない点に注意してください。コンテキストハンドルを指定すると、gss_inquire_context() はそのコンテキストについて次の情報を提供します。
コンテキスト起動側の名前
コンテキスト受け入れ側の名前
コンテキストが有効である時間 (秒)
コンテキストで使用されるセキュリティー機構
いくつかのコンテキストパラメータフラグ。これらのフラグは gss_accept_sec_context(3GSS) 関数の ret_flags 引数と同じです。これらのフラグは、委託や相互認証などを請け負います。「GSS-API におけるコンテキストの受け入れ」を参照してください。
照会元のアプリケーションがコンテキスト起動側であるかどうかを示すフラグ
コンテキストが完全に確立されているかどうかを示すフラグ