特権設定用の主要関数は、 setppriv() です。その構文は次のとおりです。
int setppriv(priv_op_t op, priv_ptype_t which, \ const priv_set_t *set);
op は、実行する特権操作を表します。op パラメータには、次の 3 つの値のいずれかを指定できます。
PRIV_ON – set 変数によって指定された特権を、which によって指定されたセット型に追加します
PRIV_OFF – set 変数によって指定された特権を、which によって指定されたセット型から削除します
PRIV_SET – set 変数によって指定された特権で、which によって指定されたセット型に含まれる特権を置き換えます
which には、変更する特権セットの種類を指定します。次のいずれかを指定します。
PRIV_PERMITTED
PRIV_EFFECTIVE
PRIV_INHERITABLE
PRIV_LIMIT
set には、変更操作で使用される特権を指定します。
さらに、簡易関数 priv_set() が提供されています。