Oracle Solaris セキュリティーサービス開発ガイド

制限特権セット

制限セットを使えば、開発者は、プロセスが行使したり子プロセスに渡したりできる特権を制御できます。子プロセスや子孫プロセスが取得できるのは、制限セット内に含まれる特権だけです。setuid(0) 関数を実行する場合、そのアプリケーションが使用できる特権は、制限セットによって決まります。制限セットは exec(1) の実行時に適用されます。制限セットから特権を削除しても、exec(1) が実行されるまでは、ほかのセットには影響はありません。