mp を Xprt クライアントとして使用すると、mp で Xprt 印刷サービスがサポートするネットワークに接続する任意のプリンタの出力を印刷できます。Xprt クライアントとして mp を使用すると、PostScript や PCL の多くのバージョンがサポートされます。
Xprt クライアントは、次のルールに基づいて Xprt サーバーへの接続を試みます。
mp コマンドに -D printer_name@machine[:dispNum] または -P printer_name@machine[:dispNum] オプションを 使用した場合、mp は printer_name という machine[:dispNum] 上の Xprt 印刷サービスに接続を試みます。
上記の machine[:dispNum] への接続が失敗した場合、あるいは -D または -P に指定した引数が printer_name だけの場合、mp コマンドは printer_name 引数をサポートする Xprt サーバーで XPSERVERLIST を確認します。たとえば、次のようにします。
system% setenv XPSERVERLIST "machine1[:dispNum1] machine2[:dispNum2] ..." |
上記のルールを使用してサーバーが見つからなかった場合、mp は、machine[:dispNum] に設定された XPDISPLAY 環境変数を確認します。たとえば、次のようにします。
system% setenv XPDISPLAY "machine[:dispNum]" |
XPDISPLAY 変数が設定されていない場合、または変数が無効な場合、mp はデフォルト表示の 2100 で接続を試みます。デフォルト表示の値も無効な場合、mp はエラーメッセージを表示して終了します。
/usr/lib/lp/locale/C/mp ディレクトリには、Xprt クライアント用の .xpr 印刷ページのサンプルレイアウトファイルが含まれています。サンプルファイルは 300 dpi プリンタ用です。対象のプリンタの dpi 値が異なる場合は、対象のプリンタの解像度に合わせてサンプルファイルの dpi 値が自動的に変換されます。