国際化対応言語環境の利用ガイド

XmStringDirectionCreate リソース

XmStringDirectionCreate は、複合文字列を作成します。

XmTextSetLayoutModifier() の構文は次のとおりです。

#include <Xm/Xm.h>XmString XmStringDirectionCreate( direction) XmStringDirection direction

XmStringDirectionCreate は 1 個のコンポーネントを持つ複合文字列を、方向を指定して作成します。一方、XmNlayoutDirection リソースは、文字列の方向を指定するコンポーネントを持たないすべての複合文字列 (XmString) に対してデフォルトのレンダリング方向を設定します。したがって、XmNlayoutDirection リソースに対して適切な値を設定するだけで、レイアウト方向を設定できます。特定の方向コンポーネントを持つ複合文字列を作成する必要はありません。

アプリケーションにおいて XmString がレンダリングされる場合、その文字列が方向 (XmStringDirection) を明示して作成されたかどうかが確認されます。アプリケーションに方向コンポーネントが提供されない場合、アプリケーションは XmNlayoutDirection リソースの値から現在のウィジェットを確かめ、その値を XmString のデフォルトのレンダリング方向として使用します。