Java Desktop System Release 3 ユーザーズガイド

キーボードの機能

マウスで実行できる操作のほとんどが、キーボードでも同様に実行できます。ショートカットキーを使用すると、操作をすばやく実行できます。

ショートカットキーは、一般的な Java Desktop System での操作や、パネルおよびウィンドウなどのインターフェイス項目での操作に使用できます。また、ショートカットキーはアプリケーションでも使用できます。ショートカットキーをカスタマイズするには、ショートカット設定ツールを使用します。

また、デスクトップをカスタマイズして、キーボードの便利な機能を利用することもできます。

以降の節では、使用可能なショートカットキーについて説明します。

一般的なショートカットキー

一般的なショートカットキーを使用すると、キーボードから Java Desktop System での一般的な操作を実行できます。次の表に、一般的なショートカットキーを示します。

デフォルトのショートカットキー 

機能 

Ctrl + Esc

メインメニューを開く

Super + R

「アプリケーションの実行」ダイアログを表示する

Print Screen

スクリーンショットを撮る 

Alt + Print Screen

フォーカスがあるウィンドウのスクリーンショットを撮る 

Ctrl + Alt + 右矢印

現在のワークスペースの右側のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + 左矢印

現在のワークスペースの左側のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + 上矢印

現在のワークスペースの上のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + 下矢印

現在のワークスペースの下のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + d

すべてのウィンドウを最小化し、フォーカスをデスクトップの背景に移す 

F1

オンラインヘルプのブラウザを起動し、適切なオンラインヘルプを表示する 

ウィンドウのショートカットキー

ウィンドウのショートカットキーを使用して、キーボードからウィンドウの操作を実行できます。次の表に、ウィンドウのショートカットキーを示します。

デフォルトのショートカットキー 

機能 

Alt + Tab

ウィンドウを切り替える。このショートカットキーを使用すると、選択可能なウィンドウの一覧が表示される。キーを放すとウィンドウが選択される 

Alt + Esc

逆方向でウィンドウを切り替える。キーを放すとウィンドウが選択される 

F10

メニューバーの左側にある最初のメニューを開く 

Alt + スペースバー

ウィンドウメニューを開く

矢印キー 

メニュー内の項目間でフォーカスを移動する 

Return

メニュー項目を選択する 

Esc

開いているメニューを閉じる 

Ctrl + Alt + 右矢印

現在のワークスペースの右側のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + 左矢印

現在のワークスペースの左側のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + 上矢印

現在のワークスペースの上のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + 下矢印

現在のワークスペースの下のワークスペースに切り替える 

Ctrl + Alt + d

すべてのウィンドウを最小化し、フォーカスをデスクトップの背景に移す 

パネルのショートカットキー

パネルのショートカットキーを使用して、キーボードからパネルでの操作を実行できます。次の表に、パネルのショートカットキーを示します。

デフォルトのショートカットキー 

機能 

Ctrl + Alt + Tab

パネルとデスクトップの背景の間で、フォーカスを切り替える。このショートカットキーを使用すると、選択可能な項目の一覧が表示される。キーを放すと項目が選択される 

Ctrl + Alt + Esc

パネルとデスクトップの背景の間で、フォーカスを切り替える。キーを放すと項目が選択される 

Ctrl + F10

選択したパネルのポップアップメニューを開く 

Tab

パネル上のオブジェクト間でフォーカスを切り替える 

Return

選択したパネルオブジェクトまたはメニュー項目を選ぶ 

Shift + F10

選択したパネルオブジェクトのポップアップメニューを開く 

矢印キー 

メニュー内の項目間でフォーカスを移動するアプレット内のインターフェイス項目間でフォーカスを移動する 

Esc

開いているメニューを閉じる 

F10

メニューバーがパネル内に表示されている場合、メニューバーから「アプリケーション」メニューを開く

アプリケーションのショートカットキー

アプリケーションのショートカットキーを使用して、アプリケーションの操作を実行できます。ショートカットキーを使用すると、マウスを使用するよりもアプリケーションの操作をすばやく実行できます。次の表に、アプリケーションのショートカットキーを示します。

ショートカットキー 

コマンド 

Ctrl + N

新規 

Ctrl + X

切り取り 

Ctrl + C

コピー 

Ctrl + V

貼り付け 

Ctrl + Z

元に戻す 

Ctrl + S

保存 

Ctrl + Q

終了 

アクセスキー

メニューバーとは、 ウィンドウ上部にあるバーのことで、アプリケーション用のメニューが含まれています。アクセスキーとは、メニューバー、メニュー、またはダイアログにある下線付き文字のことで、これを使用して作業を実行できます。メニューバーでは、各メニューのアクセスキーに下線が付いています。

メニューを開くには、Alt キーを押して、アクセスキーを押します。メニューでは、各メニュー項目のアクセスキーに下線が付いています。メニュー項目を選択するには、メニュー項目のアクセスキーを押します。次の表に、テキストエディタ アプリケーションのアクセスキーの例を示します。

アクセスキー 

機能 

Alt + F

「ファイル」メニューを開く

N

「ファイル」メニューから「新規」を選択する

アクセスキーを使用して、ダイアログ内の要素にアクセスできます。ダイアログでは、ほとんどのダイアログ要素の 1 文字に下線が付いています。特定のダイアログ要素にアクセスするには、Alt キーを押して、アクセスキーを押します。次の表に、テキストエディタの「設定」ダイアログにあるアクセスキーの例を示します。

アクセスキー 

機能 

Alt + U

「デフォルトのテーマフォントを使用」チェックボックスにフォーカスを移す

ほかのキーを使用して、ウィンドウ内またはダイアログ内を移動することもできます。

キー 

機能 

Tab

ウィンドウ内またはダイアログ内の要素間でフォーカスを移動する 

矢印キー 

矢印キーを使用して、次の動作を実行できる 

  • メニューバーでは、あるメニューから次のメニューにフォーカスを移動する。開いたメニューでは、あるメニュー項目から次のメニュー項目にフォーカスを移動する

  • あるオプションから次のオプションにフォーカスを移動して選択する (たとえば、ダイアログのラジオボタンのグループなど)

  • スピンボックスが表示する値を変更する