Java Desktop System Release 3 システム管理

X ウィンドウシステムのネットワークトラフィックの低減

この節では、Java Desktop System で X ウィンドウシステムのネットワークトラフィックを減少させる設定について説明します。

ネットワークトラフィックの少ないウィンドウフレームテーマオプションを使用する

リモートディスプレイプロトコルは、ピクセルブロック内のピクセルがすべて同じ色の場合、そのブロック内のすべてのピクセルを転送しません。

X ウィンドウシステムのネットワークトラフィックを減らすには、単一色を使用するウィンドウフレームテーマオプションを使用します。つまり、次のいずれかのウィンドウフレームオプションを使用します。

テーマオプションの変更方法については、「CPU リソースをあまり必要としないウィンドウフレームオプションを使用する」を参照してください。

メニュー上のアイコンをオフにしてネットワークトラフィックを減らす

メニュー上のいくつかの項目は、その項目の横にアイコンが表示されます。アイコンが別のファイルシステム上にある場合、この機能が原因で X ウィンドウシステムのネットワークトラフィックが増大します。また、パネルがリモートホスト上で表示される場合も、X ウィンドウシステムのネットワークトラフィックが増大します。たとえば、Sun Ray サーバーでパネルを起動し、そのパネルを Sun Ray クライアント上で表示する場合です。

この機能を無効にする方法については、「メニュー上のアイコンをオフにして CPU 使用率を減らす」を参照してください。

省リソースモードを有効化してネットワークトラフィックを減らす

ウィンドウを表示するアプリケーションがリモートホストで実行されている場合は、省リソースモードを有効にすると X ウィンドウシステムのネットワークトラフィックが減少します。

省リソースモードについては、「省リソースモードを有効化して CPU 使用率を減らす」を参照してください。