Java Desktop System Configuration Manager Release 1.1 管理ガイド

シナリオ 3 — ローミングユーザー用のソリューションの提供

ユーザーがログインしているホストに合わせて Mozilla ブラウザのプロキシ設定を個別に行います。たとえば、北アメリカのホストで稼働しているブラウザは、ヨーロッパのホストで稼働しているブラウザとは異なるプロキシ設定が必要です。

Procedureプロキシ設定の変更

このシナリオでは、Mozilla の個人設定はユーザー名に照らして保存され、ホスト固有の設定は IP ベースの構成として保存されます。両方とも、中央の LDAP サーバー上に保存されます。さらに、LDAP ツリーにはすでに "North America" ドメインと "Europe" ドメインが含まれており、対応するホストがこれらのドメインのメンバーとして存在しています。John は、使用するホストに応じて、これら 2 つのドメインの Mozilla について、プロキシの設定を変更するのが最良のソリューションだと考えました。

手順
  1. ナビゲーション区画で、「ホスト (複数)」見出しをクリックし、ドメインツリー内で「North America」を見つけます。

  2. 「North America」ドメインの隣りにある「Actions」列で、「表示」をクリックします。

  3. コンテンツ区画で、「ポリシー」、「Mozilla 1.7」、「拡張」、「プロキシ」の順に移動します。

  4. 「システムのプロキシの設定を使用する」行の "Value" 列で、「使用する」 チェックボックスの選択を解除します。

  5. 「インターネットにアクセスするためのプロキシの設定」 行の "Value" 列で、「手動でプロキシ設定」 オプションを選択します。

  6. 「HTTP Proxy」 行の "Value" 列で、テキストフィールドに「proxy.NorthAmerica.com」と入力します。

  7. 「HTTP Port」 行の "Value" 列で、テキストフィールドに「8080」と入力します。

  8. 「保存」をクリックします。

  9. "Europe" ドメインのためにプロキシ名 proxy.Europe.com と HTTP ポート 9090 を使用し、手順 1 〜 8 を繰り返します。


    注 –

    必要であれば、プロキシの設定を保護することによって、設定の変更を禁止することもできます。