Java Desktop System Configuration Manager Release 1.1 管理ガイド

インポート

特定のソースから、zip ファイル形式で保存されているポリシーグループをインポートします。ポリシーグループは、ポリシーグループリポジトリまたはエンティティに対してインポートできます。

構文

import [--username=<name>] [--name=<policy group name>] [--scope=<user/host>] [--entity=<entity name>] [--priority=<priority integer>] <source>

--username=<name> : 構成リポジトリで使用されている書式で管理者のユーザー名を指定します (例: “jmonroe”)。

--name=<policy group name> : このコマンドは、ポリシーグループの名前を指定します。エンティティポリシーグループは制限されたデフォルト名を持つため、このオプションを --entity オプションと併用することはできません。同一の名前とスコープを持つ 2 つのポリシーグループを同じ場所に作成することはできません。ポリシーグループ名を指定しないと、デフォルトで.zip ファイルの名前が使用されます。この名前とスコープを持つポリシーグループがすでにポリシーグループリポジトリ内に存在する場合、そのポリシーグループは上書きされます。

--scope=<user/host> : ポリシーグループのスコープを指定します。ユーザーまたはホストを指定できます。スコープを指定しないと、デフォルトでユーザーが使用されます。

--entity=<entity name> : ポリシーグループが保存されるエンティティ。このオプションを指定しないと、ポリシーグループはポリシーグループリポジトリに含められます。エンティティポリシーグループは制限されたデフォルト名を持つため、このオプションを -name オプションと併用することはできません。このエンティティ名は、ストレージバックエンドで使用されている書式で指定します (たとえば、LDAP バックエンドの場合、一意の名前で指定)。

--priority=<priority integer> : ポリシーグループリポジトリにおける優先度を指定する整数 (1 以上)。エンティティポリシーグループには変更できないデフォルトの優先度が割り当てられているため、このオプションは --entity オプションと併用することはできません。指定された優先度がリポジトリにおけるこのスコープの既存のポリシーグループの優先度と同じである場合、コマンドはエラーを表示して終了します。優先度を指定しないと、1 が割り当てられます。

<source> : zip ファイルを保存するパスとファイル名。


例 3–5 ポリシーグループのインポート

% pgtool import --scope=host --name=NewHostPolicyGroup1 --username=jmonroe --priority=7 /tmp/HostPolicyGroup1.zip

HostPolicyGroup1.zip から、名前が “NewHostPolicyGroup1”、スコープが “host”、優先度が “7” であるポリシーグループをインポートします。