Configuration Manager は、Sun Web Console 上で動作する管理ツールを提供します。この Web ベースのユーザーインターフェースにより、管理者が組織の階層をナビゲートしてデスクトップアプリケーションのポリシーを指定できます。このポリシーは、組織、役割、ユーザー、ドメイン、ホストなど、階層内の各項目に対して指定できます。Configuration Manager はいくつかの設定テンプレートを使用して、Gnome
、Mozilla
、StarSuite
、および Evolution
などの様々なデスクトップアプリケーションに固有な設定を表示します。
Configuration Manager をインストールする前に、Sun Web Console の作業用インストールが必要になります。
Java Desktop System Management Tools CD 上で、対応する Configuration Manager ディレクトリ (apoc) に移動します。
./setup を入力します。
LDAP サーバーのホスト名を入力します。
デフォルト名は localhost です。
LDAP サーバーのポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は 389 です。
LDAP リポジトリのベース DN を入力します。
ユーザーエンティティを識別するためのオブジェクトクラスの名前を入力します。デフォルトのオブジェクトクラスは inetorgperson です。
詳細については、「LDAP サーバー」の章の「組織のマッピング」を参照してください。
LDAP レポジトリ全体で固有の属性の名前を入力します。デフォルトの属性は uid です。
詳細については、「LDAP サーバー」の章の「組織のマッピング」を参照してください。
LDAP サーバーにクエリーを実行できるアクセス権を持つユーザーの完全な DN を入力します。
読み取り/検索権を持つ完全な DN を使用します。匿名アクセスを使用する場合は、このフィールドを空欄のままにしておきます。
LDAP のアクセス権を割り当てたユーザーのパスワードを入力します。
LDAP サーバーへの匿名アクセスをセットアップする場合は、この手順を無視してください。
インストール時に、LDAP 経由でユーザーを認証するためのログインモジュールが Sun Web Console に追加されます。
インストールの終了時、Sun Web Console は自動的に再起動して、Configuration Manager にアクセスできるようになります。
/usr/share/webconsole/apoc/configure スクリプトを使用すれば、以前の Configuration Manager の設定はいつでも変更できます。たとえば、このスクリプトを使用すれば、Configuration Manager を再インストールしなくても、異なる LDAP サーバーに変更できます。
次の URL をブラウザに入力します。https://<hostname>.<domainname>:6789
既存の LDAP ユーザーのユーザー名 (uid) とパスワードをプロンプトに入力します。
Sun Web Console が開きます。
コンソールウィンドウで「Sun Java Desktop System Configuration Manager, Release 1.1」をクリックします。
Sun Web Console の起動ページを飛ばして、Configuration Manager に直接アクセスするには、次の URL をブラウザに入力します。
https://<hostname>.<domainname>:6789/apoc
Configuration Manager を Sun Web Console からアンインストールするには、Java Desktop System Management Tools CD で、対応する Configuration Manager ディレクトリに移動して、./setup -u を実行します。
Configuration Manager をアンインストールすると、LDAP ログインモジュールも Sun Web Console から削除されます。