Java Desktop System Configuration Manager Release 1.1 開発者ガイド

階層

クライアント側から見ると、アプリケーションは 3 つの別々のデータソース (階層) から設定データを取得します。これらは、デフォルト階層、ユーザー階層、およびポリシー階層です。

ユーザー階層とデフォルト階層は、クライアントのアプリケーションが現在使用している既存のデータソースです。デフォルト階層はアプリケーションと一緒に配備され、そのライフサイクル中、ほとんど変わることはありません。これはアプリケーションと一緒にローカルに格納されています。ユーザー階層は、特定のユーザーがアプリケーションの設定に加えた変更を保存します。これはローカルまたは共有の場所に格納されています。

ポリシー階層は、Configuration Manager で管理する設定オプションが含まれている設定リポジトリにまとめて格納されています。これらの設定はサーバーでは、組織、役割、ユーザー、ホストなどのエンティティに関連付けられています。特定のユーザーやホストに代わってConfiguration Manager がこれらにアクセスし、ユーザーやホストには読み取り専用になっています。

Configuration Manager は、ポリシー階層の設定オプションのみ読み取りと書き込みができます。デフォルト階層とユーザー階層の内容にはアクセスできません。すべての階層の値の取得と組み合わせは、クライアントのアプリケーション設定システムが担当します。 「マージ」を参照してください。