名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 属性 | 関連項目 | 注意事項
modload [-p] [-e exec_file] filename
modload コマンドは、filename で示すロード可能モジュールを、稼動中のシステムにロードします。
filename は、ld -rで生成されたオブジェクトファイルを示します。 filename が絶対パス名の場合、 その絶対パスが指定するファイルがロードされます。filename の先頭文字がスラッシュ (/) ではない場合、-p オプションが指定されていないと、現在のディレクトリに相対するパスを使って filename をロードします。
カーネルのモジュールパス modpath 変数は、/etc/system ファイルを使って設定できます。この変数のデフォルト値は、オペレーティングシステムをロードした時のパスです。通常は、/kernel /usr/kernel となります。したがって、次のように入力した場合、カーネルは ./drv/foo ファイルを探します。
example# modload drv/foo |
また、 次のように入力した場合には、カーネルはまず /kernel/drv/foo を探し、存在しなければ /usr/kernel/drv/foo を探します。
example# modload –p drv/foo |
次のオプションを試用できます。
モジュールを検索するパスとして、カーネルの内部 modpath 変数を使用します。
モジュールのロードが正常に終了した後で実行すべき シェルスクリプトまたは実行可能イメージの名前を指定します。そのスクリプトまたはイメージにはいくつかの引数が渡されます。第 1 引数は常にモジュール ID (10 進数) です。 他の引数は、モジュールの種類により異なります。 ドライバには、ブロックメジャー番号とキャラクタメジャー番号、システムコールにはシステムコール番号、その他のモジュールタイプにはそれぞれにあったカーネルテーブルへのインデックスが指定されます (modinfo(1M) を参照) 。
次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
使用条件 |
SUNWcsu |
ld(1), add_drv(1M), kernel(1M), modinfo(1M), modunload(1M), system(4), attributes(5), modldrv(9S), modlinkage(9S), modlstrmod(9S), module_info(9S)
デバイスドライバを追加するには、modloadではなく add_drv(1M) を使います。デバイスドライバの追加方法については、 『Writing Device Drivers』 を参照してください。