名前 | 形式 | 機能説明 | 使用例 | ファイル | 関連項目
/etc/lvm/mddb.cf
/etc/lvm/mddb.cf ファイルは、metadb(1M) コマンドの起動時に作成されます。このファイルは絶対に直接編集しないでください。
/etc/lvm/mddb.cf ファイルは、metainit(1M) コマンドの実行時に、メタデバイス状態データベースの複製の位置を検出するために使用されます。metadb コマンドは実行されるたびにこのファイルを作成および更新します。同じ情報は /kernel/drv/md.conf ファイルにも入力されます。
/etc/lvm/mddb.cf ファイルには、各メタデバイス状態データベースの複製ごとに、一意のエントリがあります。各エントリには、複製の保存先であるブロック物理デバイスに関連付けられた、ドライバユニット番号とマイナーユニット番号が含まれています。また、各エントリには、マスターブロックのブロック番号も含まれています。マスターブロックには、複製内のほかのすべてのブロックのリストが含まれています。
/etc/lvm/mddb.cf ファイル内のエントリの形式は、以下のとおりです。 driver_name minor_t daddr_t checksum。ここで driver_name と minor_t は、この複製を保存する物理デバイスのデバイス番号です。daddr_t は、ディスクのブロックアドレスです。checksum は、エントリが破壊されていないかどうかを確認するために使用します。ポンド記号 (#) の後には、コメントが続きます。
以下に、mddb.cf ファイルの例を示します。
#metadevice database location file do not hand edit #driver minor_t daddr_t device id checksum sd 152 16 id1,sd@SSEAGATE_JDD288110MC9LH/a -2613 |
上記例の daddr_t の値は、指定されたパーティションの開始点からのオフセットが、そのパーティションの開始点から 16 ディスクブロックであることを示しています。
mdmonitord(1M), metaclear(1M), metadb(1M), metadetach(1M), metahs(1M), metainit(1M), metaoffline(1M), metaonline(1M), metaparam(1M), metarecover(1M), metarename(1M), metareplace(1M), metaroot(1M), metassist(1M), metaset(1M), metastat(1M), metasync(1M), metattach(1M), md.cf(4), md.tab(4), attributes(5), md(7D)