Oracle Solaris ハードウェア互換リスト

第 1 章 ハードウェア互換リスト

ハードウェア互換リスト (Hardware Compatibility List、HCL) には、x86 プラットフォーム上の Solaris オペレーティングシステム (Solaris OS) での動作が検証または報告されているハードウェアが記載されています。Hardware Certification Test Suite を使用すると、新しいハードウェアを検証してリストに追加できます。

Hardware Compatibility List (HCL)

Hardware Compatibility List (HCL) には、Solaris OS と互換性のあるハードウェアが記載されています。個々のリストでは、最新の Solaris OS 商用バージョンおよび開発バージョンと互換性のあるシステムおよびコンポーネントを確認できます。リストを表示するには、http://www.sun.com/bigadmin/hcl を参照してください。このページの下部にはコンマ区切り (CSV) 形式の HCL へのリンクがあり、これを使うと表計算ドキュメントやデータベースとしてリストの検索やソートをすることができます。また、このページの下部には、旧バージョン Solaris OS のハードウェア互換リストへのリンクもあります。

ハードウェアベンダーやユーザーは、製品を HCL に追加申請できます。HCL は、次の 2 つのセクションに分類されます。 Certified と Reported to Work です。HCTS を使用すると、ハードウェアを Certified として追加できます。HCTS を使用しない場合は、Reported to Work としてハードウェアを追加できます。

Certified

Oracle Certified のハードウェアには、Hardware Certification Test Suite (HCTS) によるテストに通ったハードウェアがすべて含まれています。

Reported to Work

このカテゴリに分類されているハードウェアは、Solaris OS で動作することが報告されています。Oracle は、ユーザーコミュニティーからのデータの提供を歓迎しています。このカテゴリにハードウェアを追加する場合は、HCTS を実行する必要はありせん。

Oracle サービスは、Certified と Reported to Work の両方のハードウェアに対して Oracle サポートを提供します。

Hardware Certification Test Suite (HCTS)

Hardware Certification Test Suite (HCTS) には、システムとコンポーネントの検証テストが含まれています。HCTS テストは、x86 ベースのサーバー、ラップトップシステムおよびデスクトップシステム、マザーボードのほか、さまざまなネットワーク、記憶装置、およびシリアル入出力コントローラが、Solaris OS で動作するかを検証します。HCTS はログファイルを収集し、テスト結果の合格または不合格を決定した後、最終のテストレポートを生成します。HCTS テストに通ったハードウェアは、Hardware Compatibility List (HCL) に Certified として追加できます。

HCTS の使用方法については、http://www.sun.com/bigadmin/hcl/hcts を参照してください。