Solaris 10 10/08 リリース: このリリースでは、zfs send コマンドに次の拡張機能が追加されています。このコマンドを使用して、次の操作を実行できるようになりました。
1 つのスナップショットのすべての増分ストリームを累積スナップショットに送信します。次に例を示します。
# zfs list NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT pool 428K 16.5G 20K /pool pool/fs 71K 16.5G 21K /pool/fs pool/fs@snapA 16K - 18.5K - pool/fs@snapB 17K - 20K - pool/fs@snapC 17K - 20.5K - pool/fs@snapD 0 - 21K - # zfs send -I pool/fs@snapA pool/fs@snapD > /snaps/fs@combo |
この構文は、fs@snapA から fs@snapD までのすべての増分スナップショットを fs@combo に送信します。
元のスナップショットからの増分ストリームを送信してクローンを作成します。増分ストリームを受け入れるには、元のスナップショットが受信側にすでに存在している必要があります。次に例を示します。
# zfs send -I pool/fs@snap1 pool/clone@snapA > /snaps/fsclonesnap-I . . # zfs receive -F pool/clone < /snaps/fsclonesnap-I |
指定されたスナップショットまでのすべての下位ファイルシステムの複製ストリームを送信します。受信時には、すべてのプロパティー、スナップショット、下位ファイルシステム、およびクローンが維持されます。次に例を示します。
# zfs send -R pool/fs@snap > snaps/fs-R |
詳細な例については、例 7–1 を参照してください。
増分複製ストリームを送信します。次に例を示します。
# zfs send -R -[iI] @snapA pool/fs@snapD |
詳細な例については、例 7–1 を参照してください。
詳細は、「複雑な ZFS スナップショットストリームを送信および受信する」を参照してください。