次の手順では、システムに次の 2 つのオペレーティングシステムが含まれています。Solaris 、および Solaris Live Upgrade ブート環境である second_disk です。この例では、現在稼働中のブート環境には menu.lst ファイルは存在しません。second_disk ブート環境がブートされています。Solaris ブート環境には GRUB メニューが含まれています。Solaris ブート環境はマウントされていません。
スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
menu.lst ファイルを検出するには、次のように入力します。
# /sbin/bootadm list-menu |
ファイルの場所と内容が表示されます。
The location for the active GRUB menu is: /dev/dsk/device_name(not mounted) The filesystem type of the menu device is <ufs> default 0 timeout 10 0 Solaris 1 Solaris failsafe 2 second_disk 3 second_disk failsafe |
menu.lst ファイルを含むファイルシステムがマウントされていないため、ファイルシステムをマウントします。UFS ファイルシステムとデバイス名を指定します。
# /usr/sbin/mount -F ufs /dev/dsk/device_name /mnt |
device_name は、マウントするブート環境のディスクデバイスにあるルート (/) ファイルシステムの場所を指定します。デバイス名は、/dev/dsk/cwtxdysz の形式で入力します。次に例を示します。
# /usr/sbin/mount -F ufs /dev/dsk/c0t1d0s0 /mnt |
GRUB メニューには /mnt/boot/grub/menu.lst でアクセスできます。
ファイルシステムをマウント解除します。
# /usr/sbin/umount /mnt |
ブート環境またはブート環境のファイルシステムをマウントする場合は、使用後に必ずファイルシステムをマウント解除してください。これらのファイルシステムをマウント解除しないと、その後 Solaris Live Upgrade を同じブート環境で実行したときに失敗する可能性があります。