Solaris 10 6/06 インストールガイド (ネットワークインストール)

WAN ブートミニルートの作成

setup_install_server(1M)-w オプションを指定して実行することで、WAN ブートミニルートと Solaris ソフトウェアイメージを、wanserver-1/export/install/Solaris_10 ディレクトリにコピーします。

wanserver-1 に接続されているメディアドライブに Solaris SOFTWARE のメディアを挿入します。次のコマンドを入力します。


wanserver-1# mkdir -p /export/install/sol_10_sparc
wanserver-1# cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_10/Tools
wanserver-1# ./setup_install_server -w /export/install/sol_10_sparc/miniroot \
/export/install/sol_10_sparc

WAN ブートサーバーのドキュメントルートディレクトリ (/opt/apache/htdocs/) に、WAN ブートミニルートを移動します。


wanserver-1# mv /export/install/sol_10_sparc/miniroot/miniroot \
/opt/apache/htdocs/miniroot/miniroot.s10_sparc

クライアント OBP での WAN ブート対応の確認

クライアントシステムに次のコマンドを入力して、クライアントの OBP が WAN ブートに対応しているかどうかを調べます。


# eeprom | grep network-boot-arguments
network-boot-arguments: data not available

上の例では、出力に network-boot-arguments: data not available が表示されているので、クライアントOBP は WAN ブートに対応しています。