Solaris 10 6/06 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量

Solaris ソフトウェアグループは Solaris パッケージの集まりです。それぞれのソフトウェアグループには、異なる機能やハードウェアドライバのサポートが含まれています。

Solaris ソフトウェアのインストール時には、選択した Solaris ソフトウェアグループに対してパッケージを追加したり、削除したりすることができます。追加や削除するパッケージを選択する際には、ソフトウェアの依存関係や Solaris ソフトウェアがどのようにパッケージ化されているかを知っている必要があります。

次に、ソフトウェアパッケージのグループの成り立ちを図示します。限定ネットワークサポートソフトウェアグループには、最小限のパッケージだけが含まれています。これに対して、全体ディストリビューションと OEM サポートソフトウェアグループには、すべてのパッケージが含まれています。

図 3–1 Solaris ソフトウェアグループ

この図については本文中で説明しています。

表 3–4 に、各 Solaris ソフトウェアグループごとの、インストールに必要な推奨ディスク容量を示します。


注 –

表 3–4 に示す推奨ディスク容量には、次の項目のための容量が含まれています。

ソフトウェアグループに必要なディスク容量が、この表に一覧表示されている容量より少ない場合もあります。


表 3–4 ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量

ソフトウェアグループ 

説明 

推奨ディスク容量 

全体ディストリビューションと OEM サポート 

全体ディストリビューションソフトウェアグループに、ハードウェアドライバが追加されたパッケージです。ここには、インストール時にシステムに存在していないハードウェアのドライバも含まれます。 

6.8G バイト 

全体ディストリビューション 

開発者システムサポートソフトウェアグループに、サーバー用のソフトウェアが追加されたパッケージです。 

6.7G バイト 

開発者システムサポート 

エンドユーザーシステムサポートソフトウェアグループに、ソフトウェア開発のサポートが追加されたパッケージです。ソフトウェア開発のサポートとして、ライブラリ、インクルードファイル、マニュアルページ、プログラミングツールなどが追加されています。ただし、コンパイラは含まれていません。 

6.6G バイト 

エンドユーザーシステムサポート 

ネットワークに接続された Solaris システムと共通デスクトップ環境 (CDE) の起動と実行に必要な最小限のコードを提供するパッケージです。 

5.3G バイト 

コアシステムサポート 

ネットワークに接続された Solaris システムの起動と実行に必要な最小限のコードを提供するパッケージです。 

2.0G バイト 

限定ネットワークシステムサポート 

Solaris システム (ネットワークサービスのサポートは一部のみ) の起動と実行に必要な最小限のコードを提供するパッケージです。限定ネットワークシステムサポートソフトウェアグループは、テキストベースのマルチユーザーコンソールとシステム管理ユーティリティーを提供します。このソフトウェアグループは、システムによるネットワークインタフェースの認識を可能にしますが、ネットワークサービスをアクティブにはしません。 

2.0G バイト