rules ファイルとプロファイルは、check スクリプトを実行して、これらのファイルが正しく設定されていることを確認してからでないと使用できません。すべてのルールとプロファイルが正しく設定されている場合は、rules.ok ファイルが作成されます。このファイルは、カスタム JumpStart インストールソフトウェアがシステムをプロファイルと照合するために必要です。
表 6–2 に、check スクリプトの実行内容を示します。
表 6–2 check スクリプトを使用した場合の動作
check スクリプトが JumpStart ディレクトリにあることを確認します。
check スクリプトは、Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE - 1 CD の Solaris_10_606/Misc/jumpstart_sample ディレクトリにあります。
check スクリプトを実行して、rules ファイルの妥当性検査を行います。
$ ./check -p path -r file_name |
使用しているシステムの check スクリプトではなく Solaris ソフトウェアイメージの check スクリプトを使用して、rules を検証します。path は、ローカルディスク、マウントされた Solaris Operating System DVD、または Solaris SOFTWARE - 1 CD 上のイメージです。
以前のバージョンの Solaris を実行しているシステムでは、このオプションを使って、check の最新バージョンを実行します。
名前が rules 以外の rules ファイル名を指定します。このオプションを使用すると、rules ファイルに組み込む前にルールの妥当性を検査できます。
check スクリプトを実行すると、rules ファイルと各プロファイルの妥当性検査の結果が報告されます。エラーが発生しなかった場合、次の情報が報告されます。
The custom JumpStart configuration is ok |
rules ファイルの妥当性を検査したあと、カスタム JumpStart オプション機能については、第 7 章「カスタム JumpStart オプション機能の使用 (作業)」を参照してください。カスタム JumpStart インストールの詳しい実行方法については、第 9 章「カスタム JumpStart インストールの実行 (作業)」を参照してください。