Solaris 10 6/06 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

client_swap プロファイルキーワード

client_swap swap_size

client_swap は、各ディスクレスクライアントに割り当てるスワップ空間の大きさ (swap_size) を M バイト単位で定義します。client_swap を指定しない場合、32M バイトのスワップ空間がデフォルトで割り当てられます。


注 –

client_swap は、system_typeserver を指定したときだけ使用できます。



例 11–9 client_swap プロファイルキーワード

次の例は、各ディスクレスクライアントが 64M バイトのスワップ空間を持つことを定義します。

client_swap 64

スワップサイズを決定する方法

プロファイルが swap のサイズを指定していない場合、JumpStart プログラムはシステムの物理メモリーに基づいてスワップ空間のサイズを決定します。表 11–5 に、カスタム JumpStart インストール中に swap のサイズがどのように決定されるかを示します。

表 11–5 swap のサイズの決定

物理メモリー (単位: M バイト) 

スワップ空間 (単位: M バイト) 

16–64 

32 

64–128 

64 

128–512 

128 

512 を超える場合 

256 

JumpStart プログラムは swap のサイズが swap が作成されるディスクの 20% を超えないようにします 。ただし、ほかのファイルシステムを配置したあとにディスクに空き領域が残っている場合を除きます。空き領域が残っている場合、JumpStart プログラムは空き領域を swap に割り当てて、可能であれば、表 11–5 に示されている量を割り当てます。


注 –

物理メモリーとスワップ空間の合計は、32M バイト以上必要です。