Solaris OS (x86 版) では、コマンドによって開始されるソフトシステムシャットダウンをサポートしていません。シャットダウンのコマンドは、電源ボタンを押して電源をオフにする操作をシミュレートしたものです。x86 ベースのシステムでは、Solaris OS の動作中にこのコマンドを実行すると、オペレーティングシステムが正しくシャットダウンされずに即座に電源がオフになります。シャットダウンプロセスが正しく行われないと、ファイルシステムが破壊されることがあります。
回避方法: 電源をオフにする前に、まずオペレーティングシステムをシャットダウンしてください。次の手順を実行します。
スーパーユーザーになります。
init、halt、shutdown など、Solaris OS を正しくシャットダウンするコマンドのいずれかを実行します。次に例を示します。
# shutdown |
オペレーティングシステムが完全にシャットダウンされたら、次のいずれかの方法で電源をオフにします。
システムがソフトシャットダウンをサポートしている場合は、コマンドを実行して電源をオフにします。
システムがソフトシャットダウンをサポートしていない場合は、電源スイッチを使用して手動で電源をオフにします。
オペレーティングシステムをシャットダウンするコマンドの詳細については、init(1M)、halt(1M)、shutdown(1M) の各マニュアルページを参照してください。システムの電源をオフにする方法については、システムのマニュアルを参照してください。