Veritas NetBackup および Sun StorEdgeTM Enterprise Backup Software (EMC および Legato NetWorker®) 製品に関する問題は次のとおりです。
Veritas NetBackup 製品は、ZFS ファイルのバックアップに使用でき、この構成はサポートされています。ただし、この製品は ZFS ファイルからの NFSv4 スタイル ACL 情報のバックアップまたは復元を現在サポートしていません。従来のアクセス権ビットおよびその他のファイル属性は正しくバックアップおよび復元されます。
ユーザーが ZFS ファイルをバックアップまたは復元しようとすると、ZFS ファイルの NFSv4 スタイル ACL 情報はそのままドロップされます。ZFS ファイルから ACL 情報がドロップされたことを示すエラーメッセージは表示されません。
ZFS/NFSv4 ACL のサポートは開発中で、次の Veritas NetBackup リリースで利用可能になる予定です。
回避方法 1:
Solaris 10 06/06 リリース以降では、tar および cpio の両方のコマンドは NFSv4-style ACL を含む ZFS ファイルを正しく処理します。
tar コマンドに -p オプションを使用して、または cpio コマンドに -P オプションを使用して、ZFS ファイルをファイルに書き込みます。次に、Veritas NetBackup を使用して tar または cpio アーカイブをバックアップします。
回避方法 2:
Veritas NetBackup を使用する代わりに、ZFS send および receive コマンドを使用して ZFS ファイルをバックアップします。これらのコマンドは ZFS ファイルのすべての属性を正しく処理します。
現時点では、Sun StorEdge Enterprise Backup Software 製品を使用して ZFS ファイルをバックアップまたは復元することはできません。
ユーザーが ZFS ファイルをバックアップまたは復元しようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。
save: Unable to read ACL information for '/path': Operation not applicable |
ZFS/NFSv4 ACL のサポートは、次回の Sun StorEdge EBS 7.3 Service Update 1 リリースで利用可能になる予定です。
回避方法:
別のシステム上で NFSv4 を使用して ZFS ファイルシステムをマウントします。
NFSv4 がマウントされているディレクトリから ZFS ファイルをバックアップまたは復元します。