Oracle Solaris Trusted Extensions ユーザーズガイド

ラベル付きワークスペース

Solaris Trusted Extensions (CDE) または Trusted CDE では、Trusted Extensions のワークスペースに、Solaris OS の場合と同様に、フロントパネルの中央にあるボタンを使ってアクセスします。ただし、Trusted Extensions では、ワークスペース全体をシングルのラベルにまとめることができます。この設定は、マルチレベルセッションでの作業中にさまざまなラベルで情報が混乱しないようにする場合に非常に便利です。次の図は、4 つのスイッチがあるワークスペーススイッチ領域を示しています。それぞれのスイッチにより、異なるラベルのワークスペースが開きます。複数のワークスペースを同じラベルに割り当てることもできます。

図 1–7 ワークスペーススイッチ領域

図は、フロントパネルのワークスペーススイッチ領域とラベルの付いた 4 つのスイッチを示しています。

次の図に示すように、Solaris Trusted Extensions (JDS) または Trusted JDS では、下部パネルの右側にあるボタンを使ってワークスペースにアクセスします。各ワークスペースにはラベルがあります。

図 1–8 ラベル付きパネル

図は、4 つのラベル付きワークスペースがあるパネルを示しています。

複数のワークスペースに同じラベルを割り当てたり、異なるラベルを異なるワークスペースに割り当てることができます。ワークスペース内で起動されたウィンドウには、そのワークスペースのラベルが付きます。ウィンドウが別のラベルのワークスペースに移動されても、ウィンドウは元のラベルを保持します。そのため、ラベルが異なる複数のウィンドウを 1 つのワークスペース内に配置できます。