Oracle Solaris Trusted Extensions ユーザーズガイド

ProcedureTrusted Extensions で役割になる

Solaris OS と異なり、Trusted Extensions では役割を選択するための GUI が提供されます。

  1. トラステッドパスメニューを開きます。

    • Solaris Trusted Extensions (CDE) では、フロントパネルの中央をクリックします。

      セキュリティー管理者から役割を割り当てられている場合は、トラステッドパスメニューに「役割になる: rolename (Assume rolename Role)」メニュー項目が表示されます。

      「役割になる: rolename (Assume rolename)」を選択します。

    • Solaris Trusted Extensions (JDS) では、トラステッドシンボルの右側にあるユーザー名をクリックします。

      メニューから役割名を選択します。

  2. 役割のパスワードを入力し、Return キーを押します。

    これにより、この役割になるのが正当なユーザーであることが確認されます。セキュリティー保護のため、入力するパスワードは表示されません。


    注意 – 注意 –

    パスワードを入力するときは、カーソルが「パスワード変更 (Change Password)」ダイアログボックス上にあること、およびトラステッドシンボルが表示されていることを必ず確認してください。カーソルがダイアログボックス上にない場合に、誤ってパスワードを別のウィンドウに入力すると、ほかのユーザーにパスワードを見られる恐れがあります。トラステッドシンボルが表示されていない場合は、だれかがパスワードを盗もうとしている可能性があります。ただちにセキュリティー管理者に連絡してください。


    役割のパスワードが受け入れられると、役割のワークスペースに切り替わります。Trusted JDS では、現在のワークスペースが役割のワークスペースになります。Trusted CDE では、役割用に新しいワークスペースが作成されます。ここは大域ゾーンです。自分の役割の権利プロファイルで許可されているタスクを実行できます。