Oracle Solaris Trusted Extensions ユーザーズガイド

ProcedureTrusted Extensions の共通デスクトップタスクを実行する

一部の共通タスクは、ラベルおよびセキュリティーによって影響を受けます。特に次のタスクは Trusted Extensions の影響を受けます。

  1. ごみ箱を空にする。

    ごみ箱には、ワークスペースのラベルのみのファイルを格納できます。機密情報は、ごみ箱に入れた直後に削除してください。

    • Trusted CDE では、フロントパネルで「ごみ箱 (Trash Can)」を開きます。

      「ファイル (File)」->「すべてを選択 (Select All)」の順に選択してから、「ファイル (File)」->「廃棄 (Shred)」を選択します。その後、確定します。

    • Trusted JDS では、デスクトップの「ごみ箱 (Trash Can)」アイコンの上でマウスボタン 3 をクリックします。

      「ごみ箱を空にする (Empty Trash)」を選択してから確定します。

  2. あらゆるラベルのカレンダイベントを検索する。

    カレンダには、そのカレンダを開いたワークスペースのラベルのイベントのみが表示されます。

    • マルチレベルセッションでは、別のラベルのワークスペースからカレンダを開きます。

    • シングルレベルセッションでは、ログアウトします。次に別のラベルでログインし、そのラベルのカレンダイベントを表示します。

  3. Trusted CDE で、トラステッドストライプをクリックしてフロントパネルを復元します。

    アイコン化されているフロントパネルが復元されます。

  4. あらゆるラベルのカスタマイズ済みデスクトップを保存する (両方のデスクトップ)。

    ログインするあらゆるラベルについて、ワークスペース設定をカスタマイズできます。

    1. デスクトップを設定します。

      ウィンドウの整列、フォントサイズの設定、およびその他のカスタマイズを実行します。


      注 –

      ユーザーはデスクトップの設定を保存できます。役割はデスクトップの設定を保存できません。


    2. 現在のワークスペースを保存します。

      • Trusted CDE で、スタイルマネージャーを開きます。「起動」アイコンの設定を選択します。


        注 –

        スタイルマネージャーにはトラステッドパスが必要です。スタイルマネージャーは、フロントパネルまたはワークスペースメニューから実行します。この場合はスタイルマネージャーにトラステッドパスが与えられます。


        このラベルで次回ログインするときは、デスクトップがこの設定で復元されます。

      • Trusted JDS では、ログアウトするときに、現在の設定を保存するように選択します。

        このラベルで次回ログインするときは、デスクトップがこの設定で復元されます。

      • Trusted JDS で、「メイン (Main)」メニューをクリックします。

        1. 「設定 (Preferences)」、「セッション (Sessions)」の順にクリックします。

        2. 「セッションオプション (Session Options)」ボタンをクリックします。

        3. 「現在実行中のアプリケーションを記憶する (Remember currently running applications)」をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。

        このラベルで次回ログインするときは、デスクトップがこの設定で復元されます。