付録 A Solaris Trusted Extensions リリースにおけるインタフェースの変更

Trusted Solaris 8 のリリースから現在のリリースまでに、多数のインタフェースに変更が加えられました。新しいインタフェースの一覧は、「Trusted Extensions ソフトウェア内の新しいインタフェース」を参照してください。

次に示す表は、各インタフェース変更、現在のマニュアルページ、および変更理由を示しています。変更は、次に示すもののいずれかです。

変更されていません – インタフェースは元々 Trusted Solaris インタフェースであり、このリリースに向けての変更はまったく行われていません。
現在もサポートされません – セキュリティー上の理由で、インタフェースが Solaris Trusted Extensions ソフトウェアでサポートされません。
削除されました - アーキテクチャーが変更されたため、インタフェースが削除されました。2 番目の列に「なし」とある場合、インタフェースが削除されたことを示します。「注」の列には、「削除されました」か、説明が示されます。
新しくなりました – インタフェースの名前が変わりました。
新しいオプションがあります - Solaris インタフェースの場合、Trusted Extensions ソフトウェア固有のオプションがそのインタフェースに存在します。Trusted Extensions 固有のインタフェースの場合、Solaris Trusted Extensions オプションは Trusted Solaris ソフトウェアのオプションと異なります。
廃止されました – Trusted Solaris インタフェースが、新しい名前とパラメータを持つ Trusted Extensions インタフェースによって置き換えられました。多くのラベルインタフェースは、ラベルの内部構造を隠すインタフェースによって置き換えられました。廃止されたインタフェースを使用するプログラムをコンパイルし直すことでそのプログラムが動作する可能性もありますが、プログラムとスクリプトは新しいインタフェースを使用するように作成してください。
サポートが中止されました – 機能 (CMW ラベルなど) のサポートが完全に打ち切られたか、そのインタフェースからサポートが外されました。
interface を使用してください – 同等の Solaris インタフェースを使用してください。
Solaris OS における場合と同様に動作します – アーキテクチャーが変更されたため、Solaris Trusted Extensions ソフトウェアは Solaris OS インタフェースを変更しません。

表 1 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースの特権の対応


Trusted Solaris 8 における特権 ID		現在の特権名	注
1	`FILE_AUDIT`	なし	削除されました。
2	`FILE_CHOWN`	`FILE_CHOWN`, `FILE_CHOWN_SELF`
3	`FILE_DAC_EXECUTE`	`FILE_DAC_EXECUTE`
4	`FILE_DAC_READ`	`FILE_DAC_READ`
5	`FILE_DAC_SEARCH`	`FILE_DAC_SEARCH`
6	`FILE_DAC_WRITE`	`FILE_DAC_WRITE`
8	`FILE_DOWNGRADE_SL`	`FILE_DOWNGRADE_SL`
9	`FILE_LOCK`	なし	削除されました。
10	`FILE_MAC_READ`	なし	削除されました。
11	`FILE_MAC_SEARCH`	なし	削除されました。
12	`FILE_MAC_WRITE`	なし	削除されました。
14	`FILE_OWNER`	`FILE_OWNER`
15	`FILE_SETDAC`	なし	削除されました。
16	`FILE_SETID`	`FILE_SETID`
17	`FILE_SETPRIV`	なし	削除されました。
19	`FILE_UPGRADE_SL`	`FILE_UPGRADE_SL`
20	`IPC_DAC_READ`	`IPC_DAC_READ`
21	`IPC_DAC_WRITE`	`IPC_DAC_WRITE`
23	`IPC_MAC_READ`	なし	削除されました。
24	`IPC_MAC_WRITE`	なし	削除されました。
26	`IPC_OWNER`	`IPC_OWNER`
30	`NET_BROADCAST`	なし	削除されました。
32	`NET_DOWNGRADE_SL`	なし	削除されました。
33	`NET_MAC_READ`	`NET_MAC_AWARE`, `NET_BINDMLP`	現在のセキュリティーアーキテクチャーを適用させる、わずかに異なる特権です。
35	`NET_PRIVADDR`	`NET_PRIVADDR`
36	`NET_RAWACCESS`	`NET_RAWACCESS`
37	`NET_REPLY_EQUAL`	`NET_MAC_AWARE`	現在のセキュリティーアーキテクチャーを適用させる、わずかに異なる特権です。
38	`NET_SETCLR`	なし	削除されました。
39	`NET_SETID`	なし	削除されました。
40	`NET_SETPRIV`	なし	削除されました。
42	`NET_UPGRADE_SL`	なし	削除されました。
43	`PROC_AUDIT_APPL`	`PROC_AUDIT`
44	`PROC_AUDIT_TCB`	`PROC_AUDIT`
45	`PROC_CHROOT`	`PROC_CHROOT`
46	`PROC_DUMPCORE`	なし	削除されました。
47	`PROC_MAC_READ`	`PROC_ZONE`	同等の機能を提供します。
48	`PROC_MAC_WRITE`	`PROC_ZONE`	同等の機能を提供します。
49	`PROC_NODELAY`	なし	削除されました。
51	`PROC_OWNER`	`PROC_OWNER`
52	`PROC_SETCLR`	なし	削除されました。
53	`PROC_SETID`	`PROC_SETID`
55	`PROC_SETSL`	なし	削除されました。
29	`PROC_DEBUG_NONTRANQUIL`	なし	削除されました。
56	`PROC_TRANQUIL`	なし	削除されました。
57	`SYS_AUDIT`	`SYS_AUDIT`
58	`SYS_BOOT`	なし	削除されました。
59	`SYS_CONFIG`	`SYS_CONFIG`
60	`SYS_CONSOLE`	なし	削除されました。
61	`SYS_DEVICES`	`SYS_DEVICES`
63	`SYS_FS_CONFIG`	なし	削除されました。
64	`SYS_IPC_CONFIG`	`SYS_IPC_CONFIG`
65	`SYS_MAXPROC`	`SYS_RESOURCE`
66	`SYS_MINFREE`	`SYS_RESOURCE`
67	`SYS_MOUNT`	`SYS_MOUNT`
68	`SYS_NET_CONFIG`	`SYS_NET_CONFIG`
69	`SYS_NFS`	`SYS_NFS`
70	`SYS_SUSER_COMPAT`	`SYS_SUSER_COMPAT`
28	`SYS_SYSTEM_DOOR`	なし	削除されました。
71	`SYS_TRANS_LABEL`	`SYS_TRANS_LABEL`
72	`WIN_COLORMAP`	`WIN_COLORMAP`
73	`WIN_CONFIG`	`WIN_CONFIG`
74	`WIN_DAC_READ`	`WIN_DAC_READ`
75	`WIN_DAC_WRITE`	`WIN_DAC_WRITE`
76	`WIN_DGA`	`WIN_DGA`
77	`WIN_DEVICES`	`WIN_DEVICES`
79	`WIN_DOWNGRADE_SL`	`WIN_DOWNGRADE_SL`
80	`WIN_FONTPATH`	`WIN_FONTPATH`
81	`WIN_MAC_READ`	`WIN_MAC_READ`
82	`WIN_MAC_WRITE`	`WIN_MAC_WRITE`
84	`WIN_SELECTION`	`WIN_SELECTION`
86	`WIN_UPGRADE_SL`	`WIN_UPGRADE_SL`

表 2 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのユーザーコマンドの対応


Trusted Solaris 8 コマンド	現在のマニュアルページ	注
`adornfc`	なし	ファイルは装飾されなくなりました。
`allocate`	`allocate(1)`	新しいオプションがあります。
`at`	`at(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`atq`	`atq(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`atrm`	`atrm(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`batch`	`at(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`cancel`	`cancel(1)`	ジョブを取り消す場合、呼び出し元が同じレベルになるようにしてください。
`chgrp`	`chgrp(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`chmod`	`chmod(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`chown`	`chown(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`crle`	`crle(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`crontab`	`crontab(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`date`	`date(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`deallocate`	`deallocate(1)`	新しいオプションがあります。
`disable`	`disable(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dtappsession`	`dtappsession(1)`	変更されていません。
`du`	`du(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`enable`	`enable(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`find`	`find(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getfattrflag`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`getfpriv`	なし	ファイルには強制される特権がなくなりました。
`getlabel`	`getlabel(1)`	そのファイルを含むファイルシステムの機密ラベルを取得します。
`getmldadorn`	なし	ファイルは装飾されなくなりました。
`getsldname`	`getzonepath(1)`	名前が変更されました。ファイルのゾーンルートを取得します。
`ipcrm`	`ipcrm(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ipcs`	`ipcs(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`kbd`	`kbd(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ld`	`ld(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`list_devices`	`list_devices(1)`	新しいオプションがあります。
`login`	`login(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lp`	`lp(1)`	バナーとラベルを抑止する場合に承認を要求するように拡張されました。
`lpstat`	`lpstat(1)`	表示する場合を除き、呼び出し元をジョブのラベルよりも上位にする必要があります。表示する場合、呼び出し元をジョブのラベルと同じにする必要があります。
`mkdir`	`mkdir(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mldpwd`	なし	MLD と SLD は削除されました。
`mldrealpath`	なし	MLD と SLD は削除されました。
`nca`	`nca(1)`	現在もサポートされません。
`ncakmod`	`ncakmod(1)`	現在もサポートされません。
`nispasswd`	なし	Solaris Trusted Extensions ソフトウェアでは、NIS+ はネームサービスとしてサポートされていません。LDAP 情報については、`ldap(1)` を参照してください。
`passwd`	`passwd(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pattr`	なし	プロセスには属性フラグがなくなりました。
`pclear`	なし	不要になりました。
`pcred`, `pfiles`, `pflags`	`pcred(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pfsh`	`pfsh(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`plabel`	`plabel(1)`	機密ラベルを返すだけです。
`pldd`, `pmap`	`pldd(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ppriv`	`ppriv(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pprivtest`	`ppriv(1)`	`ppriv -D` コマンドを使用してください。
`proc`	`proc(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`profiles`	`profiles(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`prun`, `psig`, `pstack`, `pstop`, `ptime`, `ptree`, `pwait`, `pwdx`	`proc(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rm`	`rm(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rmdir`	`rmdir(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`roles`	`roles(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setfattrflag`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`setfpriv`	なし	ファイルには強制される特権がなくなりました。
`setlabel`	`setlabel(1)`	ファイルは、ラベル付けされたゾーン間で移動されます。
`snca`	`nca(1)`	現在もサポートされません。
`tar`	`tar(1)`	新しいオプションがあります。
`testfpriv`	なし	ファイルには強制される特権がなくなりました。
`tfind`	なし	MLD と SLD は削除されました。
`uname`	`uname(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`vacation`	`vacation(1)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。

表 3 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのユーザーコマンドの対応 – 1b インタフェース


Trusted Solaris 8 コマンド	現在のマニュアルページ	注
`lpc`	`lpc(1B)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lpq`	`lpq(1B)`	呼び出し元をジョブのラベルよりも上位にする必要があります。
`lpr`	`lpr(1B)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lprm`	`lprm(1B)`	呼び出し元をジョブのラベルよりも上位にする必要があります。

表 4 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのシステム管理コマンドの対応


Trusted Solaris 8 コマンド	現在のマニュアルページ	注
`add_allocatable`	`add_allocatable(1M)`	新しいオプションがあります。
`add_drv`	`add_drv(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`adminvi`		削除されました。
`arp`	`arp(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`atohexlabel`	`atohexlabel(1M)`	CMW サポートが中止されました。短縮された 16 進形式でラベルを返します。
`audit`	`audit(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`audit_startup`	`audit_startup(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`audit_warn`	`audit_warn(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`auditconfig`	`auditconfig(1M)`	Trusted Extensions ポリシーを追加します。
`auditd`	`auditd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`auditreduce`	`auditreduce(1M)`	`-l` オプションが追加されました。
`auditstat`	`auditstat(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`automount`	`automount(1M)`	ラベル付けされたゾーン内でホームディレクトリを自動マウントするように拡張されました。
`automountd`	`automountd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`autopush`	`autopush(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`bootparamd`	`bootparamd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`bsmconv`, `bsmunconv`	`bsmconv(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`chk_encodings`	`chk_encodings(1M)`	CIPSO ラベルの存在をチェックするように拡張されました。詳細レポートを出力する `-a` オプションが追加されました。
`chroot`	`chroot(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`coreadm`	`coreadm(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`cron`	`cron(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`devfsadm`	`devfsadm(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`devfsadmd`	`devfsadmd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`device_clean`	`device_clean(5)`	新しいオプションがあります。マニュアルページセクションが変更されました。
`devpolicy`	`getdevpolicy(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dfmounts`	`dfmounts(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dfshares`	`dfshares(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dispadmin`	`dispadmin(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dminfo`	`dminfo(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dl_booting`	なし	Solaris OS で削除されました。
`dl_restore`	なし	Solaris OS で削除されました。
`drvconfig`	`drvconfig(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`eeprom`	`eeprom(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`format`	`format(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fsdb_ufs`	`fsdb_ufs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ftpd`	`ftpd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fuser`	`fuser(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getfsattr`, `getfsattr_ufs`	なし	ファイルシステム属性は削除されました。
`halt`	`halt(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`hextoalabel`	`hextoalabel(1M)`	CMW サポートが中止されました。
`ifconfig`	`ifconfig(1M)`	all-zones フラグが追加されました。
`in.ftpd`	`in.ftpd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`in.named`	なし	Solaris OS で削除されました。
`in.rarpd`	`in.rarpd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`in.rdisc`	`in.rdisc(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`in.rexecd`	`in.rexecd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`in.rlogind`	`in.rlogind(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`in.routed`	`in.routed(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`in.rshd`	`in.rshd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`in.tftpd`	`in.tftpd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`inetd`	`inetd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`init`	`init(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`init.wbem`	`init.wbem(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`install`	`install(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ipsecconf`	`ipsecconf(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ipseckey`	`ipseckey(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lockd`	`lockd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lpadmin`	`lpadmin(1M)`	表示する場合、呼び出し元が上位になるようにしてください。ジョブを変更する場合、呼び出し元が同じレベルになるようにしてください。
`lpfilter`	`lpfilter(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lpforms`	`lpforms(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lpmove`	`lpmove(1M)`	ジョブを移動する場合、呼び出し元が同じレベルになるようにしてください。
`lpsched`	`lpsched(1M)`	印刷サービスを表示する場合、呼び出し元が上位になるようにしてください。印刷サービスを変更する場合、呼び出し元が同じレベルになるようにしてください。
`lpshut`	`lpshut(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lpsystem`	`lpsystem(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lpusers`	`lpusers(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mkdevalloc`	`mkdevalloc(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mkdevdb`	なし	削除されました。
`mkdevmaps`	`mkdevmaps(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`modload`, `modunload`	`modload(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mount`	`mount(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mount_hsfs`	`mount_hsfs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mount_nfs`	`mount_nfs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mount_pcfs`	`mount_pcfs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mount_tmpfs`	`mount_tmpfs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mount_ufs`	`mount_ufs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mountall`	`mountall(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mountd`	`mountd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`named`	`named(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`netstat`	`netstat(1M)`	`-R` オプションが追加されました。
`newsecfs`	なし	ファイルシステム属性は削除されました。
`nfsd`	`nfsd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`nfsstat`	`nfsstat(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
次のすべての NIS+ コマンド: `nis_cachemgr`, `nisclient`, `nisd`, `nisd_resolv`, `nispasswdd`, `nispopulate`, `nissetup`, `nslookup`	なし	Solaris Trusted Extensions ソフトウェアでは、NIS+ はネームサービスとしてサポートされなくなりました。
`nscd`	`nscd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pbind`	`pbind(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pkgchk`	`pkgchk(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`poweroff`	`poweroff(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`praudit`	`praudit(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`prtconf`	`prtconf(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`psradm`	`psradm(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rarp`	`rarp(7P)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rdate`	`rdate(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rdisc`	`rdisc(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`reboot`	`reboot(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`reject`	`reject(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rem_drv`	`rem_drv(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`remove_allocatable`	`remove_allocatable(1M)`	新しいオプションがあります。
`rexecd`	`rexecd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rlogind`	`rlogind(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rmmount`	`rmmount(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`route`	`route(1M)`	`-secattr` オプションが追加されました。
`routed`	`routed(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc.bootparamd`	`rpc.bootparamd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc.getpeerinfod`	`getpeerucred(3C)`	Solaris OS 関数によって置き換えられました。
`rpc.nisd`	なし	Solaris Trusted Extensions ソフトウェアでは、NIS+ はネームサービスとしてサポートされなくなりました。
`rpc.nisd_resolv`	なし	サポートされなくなりました。
`rpc.nispasswdd`	なし	サポートされなくなりました。
`rpc.tbootparamd`	なし	不要になりました。
`rpc.yppasswdd`	`rpc.yppasswdd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc.ypupdated`	`rpc.ypupdated(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpcbind`	`rpcbind(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpcinfo`	`rpcinfo(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rshd`	`rshd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`runpd`	`ppriv(1)`	`ppriv -d` コマンドを使用してください。
`rwall`	`rwall(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`sendmail`	`sendmail(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setaudit`	`auditconfig(1M)`	`-setaudit` オプションを使用してください。
`setfsattr`	なし	ファイルシステム属性は削除されました。
`setuname`	`setuname(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`share`	`share(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`share_nfs`	`share_nfs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`shareall`	`shareall(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`showmount`	`showmount(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`smc`	`smc(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`smcron`	`smcron(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`smexec`	`smexec(1M)`	Trusted Extensions ツールボックスと CDE アクションをサポートするように拡張されました。
`smgroup`	`smgroup(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`smhost`		削除されました。
`smmaillist`	`smmaillist(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`smmultiuser`	`smmultiuser(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`smnetidb`	`smtnzonecfg(1M)`	現在のセキュリティーアーキテクチャーで動作するように変更されました。
`smnettmpl`	`smtnrhtp(1M)`	現在のセキュリティーアーキテクチャーで動作するように変更されました。
`smnetwork`	`smtnrhdb(1M)`	現在のセキュリティーアーキテクチャーで動作するように変更されました。
`smprofile`	`smprofile(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`smrole`	`smrole(1M)`	ラベル情報と Trusted Extensions ツールボックスをサポートするように拡張されました。
`smuser`	`smuser(1M)`	ラベル情報と Trusted Extensions ツールボックスをサポートするように拡張されました。
`snoop`	`snoop(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`spray`	`spray(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`statd`	`statd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`su`	`su(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`swap`	`swap(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`sysdef`	`sysdef(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`sysh`	`smf_method(5)`	Solaris 10 サービス管理フレームワークを使用してください。
`tbootparam`	なし	不要になりました。
`telinit`	`telinit(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`tftpd`	`tftpd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`tnchkdb`	`tnchkdb(1M)`	新しいオプションがあります。
`tnctl`	`tnctl(1M)`	新しいオプションがあります。現在は、サービス管理フレームワークで管理されます。
`tnd`	`tnd(1M)`	新しいオプションがあります。現在は、サービス管理フレームワークで管理されます。
`tninfo`	`tninfo(1M)`	新しいオプションがあります。
`tokmapctl`	なし	TSIX 機能は削除されました。
`tokmapd`	なし	TSIX 機能は削除されました。
`uadmin`	`uadmin(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`umount`	`umount(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`umountall`	`umountall(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`unshare`	`unshare(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`unshare_nfs`	`unshare_nfs(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`unshareall`	`unshareall(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`updatehome`	`updatehome(1M)`	変更されていません。
`writeaudit`	なし	Solaris OS 監査インタフェースを使用してください。
`ypbind`	`ypbind(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`yppasswdd`	`yppasswdd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ypserv`	`ypserv(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ypupdated`	`ypupdated(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ypxfr`	`ypxfr(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ypxfr_1perday`	`ypxfr_1perday(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ypxfr_1perhour`	`ypxfr_1perhour(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ypxfrd`	`ypxfrd(1M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。

表 5 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのシステムコールの対応


Trusted Solaris 8 システムコール	現在のマニュアルページ	注
`access()`	`access(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`acct()`	`acct(2)`	現在もサポートされません。
`acl()`	`acl(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`adjtime()`	`adjtime(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`audit()`	`audit(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`auditon()`	`auditon(2)`	Trusted Extensions ポリシーを追加します。
`auditsvc()`	なし	公開インタフェースではなくなりました。
`chdir()`	`chdir(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`chmod()`	`chmod(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`chown()`	`chown(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`chroot()`	`chroot(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`chstate()`	なし	Solaris OS から削除されました。
`creat()`	`creat(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`devpolicy()`	なし	不要になりました。
`exec()`, `execl()`, `execle()`, `execlp()`, `execv()`, `execve()`, `execvp()`	`exec(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`facl()`	`facl(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fchdir()`	`fchdir(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fchmod()`	`fchmod(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fchown()`	`fchown(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fchroot()`	`fchroot(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fgetcmwfsrange()`	なし	ファイルシステムには属性がなくなりました。
`fgetcmwlabel()`	`fgetlabel(2)`	新しくなりました。
`fgetfattrflag()`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`fgetfpriv()`	なし	ファイルには強制される特権がなくなりました。
`fgetfsattr()`	なし	ファイルシステムには属性がなくなりました。
`fgetmldadorn()`	なし	ファイルは装飾されなくなりました。
`fgetsldname()`	なし	MLD と SLD は削除されました。
`fork()`, `fork1()`	`fork(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fpathconf()`	`fpathconf(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fsetcmwlabel()`	なし	ファイルには属性がなくなりました。
`fsetfattrflag()`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`fsetfpriv()`	なし	ファイルには強制される特権がなくなりました。
`fstat()`	`fstat(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`fstatvfs()`	`fstatvfs(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getaudit()`, `getaudit_addr()`	`getaudit(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getauid()`	`getauid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getclearance()`	なし	Solaris Trusted Extensions ソフトウェアでは、プロセス認可上限はラベルと同じです。
`getcmwfsrange()`	なし	ファイルシステムには属性がなくなりました。
`getcmwlabel()`	`getlabel(2)`	新しくなりました。
`getcmwplabel()`	`getplabel(3TSOL)`	プロセスラベルはゾーンのラベルです。
`getdents()`	`getdents(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getfattrflag()`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`getfpriv()`	なし	ファイルには強制される特権がなくなりました。
`getfsattr()`	なし	ファイルシステムには属性がなくなりました。
`getgroups()`	`getgroups(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getmldadorn()`	なし	ファイルは装飾されなくなりました。
`getmsgqcmwlabel()`	なし	不要になりました。
`getpattr()`	`getpflags(2)`	異なるフラグセットを返します。
`getpgid()`, `getpgrp()`, `getpid()`, `getppid()`	`getpid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getppriv()`	`getppriv(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getrlimit()`	`getrlimit(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getsemcmwlabel()`	なし	不要になりました。
`getshmcmwlabel()`	なし	不要になりました。
`getsid()`	`getsid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getsldname()`	`getzonerootbyid(3TSOL)`, `getzonerootbylabel(3TSOL)`, `getzonerootbyname(3TSOL)`	MLD と SLD は、ゾーンルートパスによって置き換えられました。
`kill()`	`kill(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lchown()`	`lchown(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lgetcmwlabel()`	なし	ファイルには属性がなくなりました。
`link()`	`link(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`llseek()`	`llseek(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lseek()`	`lseek(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`lsetcmwlabel()`	なし	ファイルには属性がなくなりました。
`lstat()`	`lstat(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mkdir()`	`mkdir(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mknod()`	`mknod(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mldgetfattrflag()`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`mldsetfattrflag()`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`mount()`	`mount(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`msgctl()`	`msgctl(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`msgget()`	`msgget(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`msggetl()`	なし	不要になりました。
`msgrcv()`	`msgrcv(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`msgsnd()`	`msgsnd(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`nice()`	`nice(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`open()`	`open(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`p_online()`	`p_online(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pathconf()`	`pathconf(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pread()`	`pread(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`preadl()`	なし	不要になりました。
`priocntl()`	`priocntl(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`priocntlset()`	`priocntlset(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`processor_bind()`	`processor_bind(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pwrite()`	`pwrite(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pwritel()`	なし	不要になりました。
`read()`	`read(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`readl()`	なし	削除されました。
`readlink()`	`readlink(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`readv()`	`read(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`readvl()`	なし	不要になりました。
`rename()`	`rename(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rmdir()`	`rmdir(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`secconf()`	なし	削除されました。
`semctl()`	`semctl(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`semget()`	`semget(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`semgetl()`	なし	不要になりました。
`semop()`, `semtimedop()`	`semop(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setaudit()`, `setaudit_addr()`	`setaudit(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setauid()`	`setauid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setclearance()`	なし	Trusted Extensions ソフトウェアでは、プロセス認可上限はラベルと同じです。
`setcmwlabel()`	`setflabel(3TSOL)`	ライブラリ呼び出しよって置き換えられました。
`setcmwplabel()`	なし	ファイルには属性がなくなりました。
`setegid()`, `seteuid()`	`setegid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setfattrflag()`	なし	ファイルにはフラグがなくなりました。
`setfpriv()`	なし	ファイルには強制される特権がなくなりました。
`setgid()`	`setgid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setgroups()`	`setgroups(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setpattr()`	`setpflags(2)`	フラグの Trusted Extensions セットを設定できます。
`setppriv()`	`setppriv(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setregid()`	`setregid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setreuid()`	`setreuid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setrlimit()`	`setrlimit(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setuid()`	`setuid(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`shmat()`	`shmat(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`shmctl()`	`shmctl(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`shmdt()`	`shmdt(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`shmget()`	`shmget(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`shmgetl()`	なし	不要になりました。
`shmop()`	`shmop(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`sigsend()`, `sigsendset()`	`sigsend(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`stat()`	`stat(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`statvfs()`	`statvfs(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`stime()`	`stime(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`swapctl()`	`swapctl(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`symlink()`	`symlink(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`sysinfo()`	`sysinfo(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`tokmapper()`	なし	TSIX 機能は削除されました。
`uadmin()`	`uadmin(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ulimit()`	`ulimit(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`umount()`, `umount2()`	`umount(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`unlink()`	`unlink(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`utimes()`	`utimes(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`vfork()`	`vfork(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`write()`	`write(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`writel()`	なし	不要になりました。
`writev()`	`write(2)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`writevl()`	なし	不要になりました。

表 6 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのライブラリ関数の対応


Trusted Solaris 8 関数	現在のマニュアルページ	注
`au_preselect()`	`au_preselect(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`au_user_mask()`	`au_user_mask(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`endac()`	`getacinfo(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`endauclass()`	`getauclassent(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`endauevent()`	`getauevent(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`endauuser()`	`getauusernam(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getacdir()`, `getacflg()`, `getacinfo()`, `getacmin()`, `getacna()`	`getacinfo(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getauclassent()`, `getauclassent_r()`, `getauclassnam()`, `getauclassnam_r()`	`getauclassent(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getauditflags()`, `getauditflagsbin()`, `getauditflagschar()`	`getauditflags(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getauevent()`, `getauevent_r()`, `getauevnam()`, `getauevnam_r()`, `getauevnonam()`, `getauevnum()`, `getauevnum_r()`	`getauevent(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getauuserent()`, `getauusernam()`	`getauusernam(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getfauditflags()`	`getfauditflags(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setac()`	`getacinfo(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setauclass()`	`getauclassent(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setauevent()`	`setauevent(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setauuser()`	`getauusernam(3BSM)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`endutent()`	`getutent(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`endutxent()`	`getutmp(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`ftw()`	`ftw(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getutent()`, `getutid()`, `getutline()`	`getutent(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getutmp()`, `getutmpx()`, `getutxent()`, `getutxid()`, `getutxline()`	`getutmp(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`grantpt()`	`grantpt(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`initgroups()`	`initgroups(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mlock()`	`mlock(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`mlockall()`	`mlockall(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`nftw()`	`nftw(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`plock()`	`plock(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pututline()`	`getutent(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`pututxline()`	`getutmp(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setutent()`	`setutent(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setutxent()`	`setutxent(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`updwtmp()`, `updwtmpx()`	`getutmp(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`utmpname()`	`getutent(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`utmpxname()`	`getutmp(3C)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`door_create()`	`door_create(3DOOR)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`door_tcred()`	`door_ucred(3DOOR)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`kstat_read()`, `kstat_write()`	`kstat_read(3KSTAT)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_call()`	`rpc_clnt_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_control()`, `clnt_create()`, `clnt_create_timed()`, `clnt_create_vers()`, `clnt_create_vers_timed()`, `clnt_destroy()`, `clnt_dg_create()`	`rpc_clnt_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_freeres()`, `clnt_geterr()`	`rpc_clnt_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_pcreateerror()`	`rpc_clnt_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_perrno()`, `clnt_perror()`	`rpc_clnt_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_raw_create()`, `clnt_spcreateerror()`	`rpc_clnt_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_sperrno()`, `clnt_sperror()`	`rpc_clnt_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clnt_tli_create()`, `clnt_tp_create()`, `clnt_tp_create_timed()`, `clnt_vc_create()`	`rpc_clnt_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`libt6()`	`ucred_get(3C)` `setsockopt(3SOCKET)`	`ucred_getlabel()` は、ソケットラベルを読み取ります。 `SO_MAC_EXEMPT` オプションを指定して `setsockopt()` を実行すると、ラベル付き通信が有効になります。
NIS+ 関数: `nis_add()`, `nis_add_entry()`, `nis_addmember()`, `nis_checkpoint()`, `nis_creategroup()`, `nis_destroygroup()`, `nis_first_entry()`, `nis_freeresult()`, `nis_freeservlist()`, `nis_freetags()`, `nis_getservlist()`, `nis_groups()`, `nis_ismember()`, `nis_list()`, `nis_lookup()`, `nis_mkdir()` `nis_modify()`, `nis_modify_entry()`, `nis_names()`, `nis_next_entry()`, `nis_ping()`, `nis_print_group_entry()`, `nis_remove()`, `nis_remove_entry()`, `nis_removemember()`, `nis_rmdir()`, `nis_server()`, `nis_servstate()`, `nis_stats()`, `nis_tables()`, `nis_verifygroup()`	なし	NIS+ は、ネームサービスとしてサポートされなくなりました。
`rpc()`	`rpc(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc_broadcast()`, `rpc_broadcast_exp()`, `rpc_call()`, `rpc_clnt_calls()`	`rpc_clnt_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc_clnt_create()`, `rpc_createerr()`	`rpc_clnt_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc_reg()`	`rpc_svc_reg(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc_svc_calls()`	`rpc_svc_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc_svc_create()`	`rpc_svc_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpc_svc_reg()`	`rpc_svc_reg(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpcb_getaddr()`	`rpcbind(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rpcb_getallmaps()`	なし
`rpcb_getmaps()`, `rpcb_gettime()`, `rpcb_rmtcall()`, `rpcb_set()`, `rpcb_unset()`, `rpcbind()`	`rpcbind(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_auth_reg()`	`rpc_svc_reg(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_control()`, `svc_create()`, `svc_destroy()`, `svc_dg_create()`	`rpc_svc_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_dg_enablecache()`, `svc_done()`, `svc_exit()`	`rpc_svc_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_fd_create()`	`rpc_svc_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_fdset()`, `svc_freeargs()`, `svc_getargs()`, `svc_getreq_common()`, `svc_getreq_poll()`, `svc_getreqset()`, `svc_getrpccaller()`, `svc_max_pollfd()`, `svc_pollfd()`	`rpc_svc_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_raw_create()`	`rpc_svc_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_reg()`	`rpc_svc_reg(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_run()`, `svc_sendreply()`	`rpc_svc_calls(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_tli_create()`, `svc_tp_create()`	`rpc_svc_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_unreg()`	`rpc_svc_reg(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`svc_vc_create()`	`rpc_svc_create(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
T6 関数: `t6alloc_blk()`, `t6attr_query()`, `t6clear_blk()`, `t6cmp_blk()`, `t6copy_blk()`, `t6dup_blk()`, `t6ext_attr()`, `t6free_blk()`, `t6get_attr()`, `t6get_endpt_default()`, `t6get_endpt_mask()`, `t6last_attr()`, `t6new_attr()`, `t6peek_attr()`, `t6recvfrom()`, `t6sendto()`, `t6set_attr()`, `t6set_endpt_default()`, `t6set_endpt_mask()`, `t6size_attr()`	`ucred_get(3C)` `getsockopt(3SOCKET)` `setsockopt(3SOCKET)`	`ucred_getlabel()`、`getsockopt()`、および `setsockopt()` に置き換わりました。
`t_accept()`	`t_accept(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`t_bind()`	`t_bind(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`t_optmgmt()`	`t_optmgmt(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`t_snd()`	`t_snd(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`t_sndudata()`	`t_sndudata(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`xprt_register()`, `xprt_unregister()`	`rpc_svc_reg(3NSL)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dn_comp()`, `dn_expand()`, `fp_resstat()`, `herror()`, `hstrerror()`, `res_hostalias()`, `res_init()`, `res_mkquery()`, `res_nclose()`, `res_ninit()`, `res_nmkquery()`, `res_npquery()`, `res_nquery()`, `res_nquerydomain()`, `res_nsearch()`, `res_nsend()`, `res_nsendsigned()`, `res_query()`, `res_search()`, `res_send()`, `resolver()`	`resolver(3RESOLV)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`clock_getres()`, `clock_gettime()`, `clock_settime()`	`clock_settime(3RT)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`accept()`	`accept(3SOCKET)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`bind()`	`bind(3SOCKET)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`getsockopt()`	`getsockopt(3SOCKET)` および `getsockopt(3XNET)`	`SO_MAC_EXEMPT` オプションが追加されました。
`listen()`	`listen(3SOCKET)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`send()`, `sendmsg()`, `sendto()`	`send(3SOCKET)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`setsockopt()`	`setsockopt(3SOCKET)` および `setsockopt(3XNET)`	`SO_MAC_EXEMPT` オプションが追加されました。
`socket()`	`socket(3SOCKET)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。

表 7 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースの TSOL ライブラリ関数の対応


Trusted Solaris 8 関数	現在のマニュアルページ	注
`Xbcleartos()`	`label_to_str(3TSOL)`	廃止されました。
`Xbcltos()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`Xbsltos()`	`label_to_str(3TSOL)`
`adornfc()`	なし	ファイルは装飾されなくなりました。
`auditwrite()`	なし	Solaris OS 監査関数を使用してください。この関数は、現在、公開されていません。
`aw_errno()`, `aw_geterrno()`, `aw_perror()`, `aw_perror_r()`, `aw_strerror()`	なし	`auditwrite()` は、現在、公開されていません。`au`* 同等関数を使用してください。
`bclearhigh()`, `bclearlow()`	`str_to_label(3TSOL)`	削除されました。
`bcleartoh()`, `bcleartoh_r()`, `bcleartos()`	`label_to_str(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`bclearundef()`, `bclearvalid()`	なし	削除されました。

`bclhigh()`, `bcllow()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`bcltobanner()`	`label_to_str(3TSOL)`	削除されました。新しいラベル変換関数を使用してください。
`bcltoh()`, `bcltoh_r()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`bcltos()`, `bcltosl()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`bclundef()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`blcompare()`, `bldominates()`, `blequal()`, `blinrange()`	`blcompare(3TSOL)`	変更されていません。
`blinset()`, `blmanifest()`	なし	削除されました。
`blmaximum()`, `blminimum()`, `blminmax()`	`blminmax(3TSOL)`	変更されていません。
`blportion()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`blstrictdom()`	`blcompare(3TSOL)`	変更されていません。
`bltocolor()`, `bltocolor_r()`	`label_to_str(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`bltype()`, `blvalid()`	なし	削除されました。
`bslhigh()`, `bsllow()`	`str_to_label(3TSOL)`	新しくなりました。
`bsltoh()`, `bsltoh_r()`, `bsltos()`	`label_to_str(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`bslundef()`, `bslvalid()`	なし	削除されました。
`btohex()`	`label_to_str(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`get_priv_text()`	`priv_gettext(3C)`	Solaris 関数によって置き換えられました。
`getcsl()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`getpeerinfo()`	`getpeerucred(3C)`	Solaris 関数によって置き換えられました。
`getvfsaent()`, `getvfsafile()`	なし	`vfstab_adjunct` ファイルは削除されました。
`h_alloc()`, `h_free()`	`label_to_str(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`hextob()`, `htobclear()`, `htobsl()`	`str_to_label(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`htobcl()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`labelbuilder()`	`labelbuilder(3TSOL)`	IL モードと CMW モードは削除されました。
`labelclipping()`	`labelclipping(3TSOL)`	IL モードと CMW モードは削除されました。
`labelinfo()`		削除されました。
`labelvers()`		削除されました。
`mldgetcwd()`	なし	MLD はありません。
`mldlstat()`	なし	MLD はありません。
`mldrealpath()`	なし	MLD はありません。
`mldrealpathl()`	`getpathbylabel(3TSOL)`	変更され、新しいアーキテクチャーを反映するように名前が変わりました。
`mldstat()`	なし	MLD はありません。
`priv_set_to_str()`, `priv_to_str()`	`priv_set_to_str(3C)`	Solaris 関数によって置き換えられました。
`randomword()`	なし	サポートされなくなりました。
`sbcltos()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`sbcleartos()`, `sbltos()`, `sbsltos()`	`str_to_label(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`set_effective_priv()`, `set_inheritable_priv()`, `set_permitted_priv()`	なし	Solaris OS 特権インタフェースを使用してください。
`setbltype()`	なし	削除されました。
`setcsl()`, `stobcl()`	なし	CMW サポートが中止されました。
`stobclear()`, `stobl()`, `stobsl()`	`str_to_label(3TSOL)`	廃止されました。ラベルインタフェースは、現在、不透明です。
`str_to_priv()`, `str_to_priv_set()`	なし	特権はすでに文字列に変換されています。
`tsol_lbuild_create()`, `tsol_lbuild_destroy()`, `tsol_lbuild_get()`, `tsol_lbuild_set()`	`labelbuilder(3TSOL)`	IL モードと CMW モードは削除されました。

XTSOL ライブラリ関数のインクルードファイルは移動されました。マニュアルページも、現在、デフォルトの $MANPATH ディレクトリに入っています。

表 8 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースの XTSOL ライブラリ関数の対応


Trusted Solaris 8 関数	現在のマニュアルページ	注
`XTSOLMakeTPWindow()`	`XTSOLMakeTPWindow(3XTSOL)`	すべての関数に共通する変更点については、前述のパラグラフを参照してください。
`XTSOLShutdown()`	なし	削除されました。
`XTSOLgetClientAttributes()`	`XTSOLgetClientAttributes(3XTSOL)`
`XTSOLgetPropAttributes()`	`XTSOLgetPropAttributes(3XTSOL)`
`XTSOLgetPropLabel()`	`XTSOLgetPropLabel(3XTSOL)`	機密ラベルに対して動作します。
`XTSOLgetPropUID()`	`XTSOLgetPropUID(3XTSOL)`
`XTSOLgetResAttributes()`	`XTSOLgetResAttributes(3XTSOL)`
`XTSOLgetResLabel()`	`XTSOLgetResLabel(3XTSOL)`	機密ラベルに対して動作します。
`XTSOLgetResUID()`	`XTSOLgetResUID(3XTSOL)`
`XTSOLgetWorkstationOwner()`	`XTSOLgetWorkstationOwner(3XTSOL)`
`XTSOLsetPropLabel()`	`XTSOLsetPropLabel(3XTSOL)`	機密ラベルに対して動作します。
`XTSOLsetPropUID()`	`XTSOLsetPropUID(3XTSOL)`
`XTSOLsetResLabel()`	`XTSOLsetResLabel(3XTSOL)`	機密ラベルに対して動作します。
`XTSOLsetResUID()`	`XTSOLsetResUID(3XTSOL)`
`XTSOLsetSessionHI()`	`XTSOLsetSessionHI(3XTSOL)`
`XTSOLsetSessionLO()`	`XTSOLsetSessionLO(3XTSOL)`
`XTSOLsetWorkstationOwner()`	`XTSOLsetWorkstationOwner(3XTSOL)`
`XTSOLIsWindowTrusted()`	`XTSOLIsWindowTrusted(3XTSOL)`
`XTSOLgetSSHeight()`	`XTSOLgetSSHeight(3XTSOL)`
`XTSOLsetSSHeight()`	`XTSOLsetSSHeight(3XTSOL)`
`XTSOLsetPolyInstInfo()`	`XTSOLsetPolyInstInfo(3XTSOL)`

表 9 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのマニュアルページセクション 4 の対応


Trusted Solaris 8 ファイル	現在のマニュアルページ	注
`audit.log`	`audit.log(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`audit_class`	`audit_class(4)`	Trusted Extensions では、X 監査クラスマスクが変更されました。
`audit_control`	`audit_control(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`audit_data`	`audit_data(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`audit_event`	`audit_event(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`audit_user`	`audit_user(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`config.privs`	`TrustedExtensionsPolicy(4)`	新しくなりました。
`device_allocate`	なし	デバイスデータベースの変更には、デバイス割り当てマネージャを使用します。
`device_maps`	`device_maps(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`device_policy`	なし	不要になりました。
`exec_attr`	`exec_attr(4)`	エントリのスタイルが変更されました。Trusted Extensions は、`solaris` ポリシーキーワードを使用します。
`fbtab`	`logindevperm(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`inetd.conf`	`inetd.conf(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`inittab`	`inittab(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`label_encodings`	`label_encodings(4)`	変更されていません。Trusted Extensions は、異なるデフォルトエンコーディングファイルをインストールします。
`logindevperm`	`logindevperm(4)`	現在もサポートされません。
`mnttab`	`mnttab(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`nca.if`	`nca.if(4)`	現在もサポートされません。
`nsswitch.conf`	`nsswitch.conf(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`policy.conf`	`policy.conf(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`priv_desc`, `priv_name`	`privileges(5)`	`privileges` インタフェースを使用してください。
`proc`	`proc(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`resolv.conf`	`resolv.conf(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`rmtab`	`rmtab(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`sel_config`	`sel_config(4)`	新しくなりました。
`shadow`	`shadow(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`sharetab`	`sharetab(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`tndlog`	なし	削除されました。
`tnidb`	なし	削除されました。
`tnrhdb`	`tnrhdb(4)`	同じ書式です。
`tnrhtp`	`tnrhtp(4)`	異なる書式 (2 つのテンプレート) が定義されました。
`tsolgateways`	なし	Solaris の静的なルーティングメカニズムを使用してください。
`tsolinfo`	なし	特殊なパッケージングユーティリティーは不要になりました。
`user_attr`	`user_attr(4)`	Trusted Extensions では、`idlecmd`、`idletime`、`clearance`、`labelview`、および `min_label` キーワードが追加されました。
`vfstab`	`vfstab(4)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`vfstab_adjunct`	なし	ファイルシステムには属性がなくなりました。

表 10 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのマニュアルページセクション 5 の対応


Trusted Solaris 8 インタフェース	現在のマニュアルページ	注
`pam_tp_auth`	なし	削除されました。
`pam_tsol`	`pam_tsol_account(5)`	Trusted Extensions は、認証モジュールだけを提供します。
`pam_unix`	なし	Solaris OS で新しくなりました。`pam(3PAM)` を参照してください。
`priv_macros`, `PRIV_ASSERT`, `PRIV_CLEAR`, `PRIV_EMPTY`, `PRIV_EQUAL`, `PRIV_FILL`, `PRIV_INTERSECT`, `PRIV_INVERSE`, `PRIV_ISASSERT`, `PRIV_ISEMPTY`, `PRIV_ISFULL`, `PRIV_ISSUBSET`, `PRIV_TEST`, `PRIV_UNION`, `PRIV_XOR`	なし	「Trusted Extensions における特権」で説明しているように、Solaris 特権インタフェースを使用してください。『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権 (概要)」も参照してください。
`device_clean`	`device_clean(5)`	新しいオプションがあります。マニュアルページセクションが変更されました。

表 11 Trusted Solaris 8 リリースと Solaris Trusted Extensions リリースのデバイスおよびドライバインタフェースの対応


Trusted Solaris 8 デバイスまたはドライバインタフェース	現在のマニュアルページ	注
`sad()`	`sad(7D)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`wscons()`	`wscons(7D)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`kb()`	`kb(7M)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`copyb()`	`copyb(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`copymsg()`	`copymsg(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dupb()`	`dupb(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`dupmsg()`	`dupmsg(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`insq()`	`insq(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`kstat_create()`	`kstat_create(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`linkb()`	`linkb(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`msgpullup()`	`msgpullup(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`put()`	`put(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`putctl()`	`putctl(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`putctl1()`	`putctl1(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`putnext()`	`putnext(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`putnextctl()`	`putnextctl(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`putnextctl1()`	`putnextctl1(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`putq()`	`putq(9F)`	Solaris OS における場合と同様に動作します。
`tsol_get_strattr()`, `tsol_set_strattr()`	なし	削除されました。

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