Solaris Trusted Extensions ラベルの管理

機密保護の格付けの指定

protect as (機密保護) の格付けは、次の 2 つの場所に印刷されます。

次の図では、protect as (機密保護) の格付けの NEED_TO_KNOW がバナーページの一番上に印刷されています。

protect as statement (機密保護の文) は、次のとおりです。


This output must be protected as:

この文の後ろは、次のように、ラベルのコンパートメントを伴う protect as classification (機密保護の格付け) です。


NEED_TO_KNOW HR

この文の後ろは、次のように続きます。


unless manually reviewed and downgraded.
図 4–4 機密保護の文

図は、機密保護の格付け、およびコンパートメントを伴う機密保護の格付けの位置を示しています。

たとえば、あるサイトが minimum protect as classification (最下位の機密保護の格付け) として INTERNAL_USE_ONLY を使用するとします。このサイトには、次の表の 1 列目と 2 列目が示す値を持つ 3 つの格付けがあります。3 列目は protect as (機密保護) の格付けです。 左の列の格付けが印刷ジョブのラベルにある場合に、そのジョブのバナーページとトレーラページにこの格付けが印刷されます。

表 4–1 最下位の機密保護の格付けがプリンタ出力に及ぼす効果

印刷ジョブの格付け 

値 

バナーページとトレーラページに印刷される機密保護の格付け 

NEED_TO_KNOW

NEED_TO_KNOW

INTERNAL_USE_ONLY

INTERNAL_USE_ONLY

PUBLIC

INTERNAL_USE_ONLY

この表に示すように、ラベルに PUBLIC または INTERNAL_USE_ONLY の格付けが含まれる印刷ジョブでは、Protect as statement (機密保護の文)、およびバナーページとトレーラページの一番上と一番下に INTERNAL_USE_ONLY が印刷されます。ラベルに NEED_TO_KNOW 格付けが含まれる印刷ジョブでは、同じ場所に NEED_TO_KNOW が印刷されます。