通常、印刷および NFS は、マルチレベルサービスとして設定されます。マルチレベルサービスにアクセスするには、適切に構成されたシステムで、すべてのゾーンが 1 つ以上のネットワークアドレスにアクセスできなければなりません。次の構成においてマルチレベルサービスが可能です。
Solaris OS と同様に、大域ゾーンを含むすべてのゾーンに対してそれぞれの IP アドレスが割り当てられている。ゾーンごとに別々のネットワーク情報カード (NIC) を割り当てれば、この構成がさらに改善される。このような構成は、各 NIC に関連付けられている単一ラベルのネットワークを物理的に分離するために使用される。
all-zones の 1 つのアドレスが割り当てられている。1 つ以上のゾーンがゾーン固有のアドレスを持つことができる。
次の 2 つの条件に合うシステムはマルチレベルサービスを行えません。
1 つの IP アドレスが割り当てられ、大域ゾーンとラベル付きゾーンが共有する。
ゾーン固有のアドレスが 1 つも割り当てられていない。
ラベル付きゾーンのユーザーがローカルのマルチレベルプリンタにアクセスすることを想定しておらず、ホームディレクトリの NFS エクスポートも必要ない場合、Trusted Extensions が設定されたシステムに対して 1 つの IP アドレスを割り当てることができます。このようなシステムでは、マルチレベル印刷はサポートされず、ホームディレクトリを共有できません。この構成は、主としてラップトップコンピュータで使用します。