ラベルは、デスクトップに表示されるほか、プリンタ出力など、デスクトップで実行される出力にも表示されます。
アプリケーション – アプリケーションはプロセスを開始します。これらのプロセスは、アプリケーションが起動されたワークスペースのラベルで動作します。ラベル付きゾーンのアプリケーションには、ファイルとしてゾーンのラベルでラベルが付けられます。
デバイス – デバイスを通過するデータは、デバイス割り当てとデバイスのラベル範囲で制御されます。デバイスを使用するユーザーは、デバイスのラベル範囲内にあり、デバイスを割り当てるために承認される必要があります。
ファイルシステムのマウントポイント – すべてのマウントポイントにはラベルが設定されます。ラベルは getlabel コマンドを使用して表示できます。
ネットワークインタフェース – IP アドレス (ホスト) には、ラベル範囲を記述するテンプレートがあります。ラベルなしのホストにも、デフォルトのラベルがあります。
プリンタと印刷 – プリンタにはラベル範囲があります。ラベルは本文ページに印刷されます。ラベル、取り扱い情報、およびその他のセキュリティー情報が、バナーとトレーラページに印刷されます。Trusted Extensions で印刷を構成するには、第 15 章ラベル付き印刷の管理 (手順)と『Solaris Trusted Extensions ラベルの管理』の「印刷出力のラベル」.を参照してください。
プロセス – プロセスはラベル付けされています。プロセスは、プロセスが開始されたワークスペースのラベルで動作します。プロセスのラベルは、plabel コマンドを使用して表示できます。
ユーザー – ユーザーはデフォルトラベルとラベルの範囲を割り当てられています。ユーザーのワークスペースのラベルは、ユーザーのプロセスのラベルを表します。
ウィンドウ – ラベルは、デスクトップのウィンドウ上部に表示されます。デスクトップのラベルは、色でも示されます。色はデスクトップのスイッチと、ウィンドウ上部のタイトルバーに表示されます。
ウィンドウが別のラベルのワークスペースに移動しても、このウィンドウは元のラベルを維持します。
ゾーン – すべてのゾーンには固有のラベルがあります。ゾーンで所有されるファイルとディレクトリは、ゾーンのラベルになります。詳細は、getzonepath(1) のマニュアルページを参照してください。