Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

ProcedureTrusted Extensions でマウントの失敗をトラブルシューティングする

始める前に

マウントしようとするファイルのラベルでゾーン内にいる必要があります。スーパーユーザー、またはシステム管理者役割である必要があります。

  1. NFS サーバーのセキュリティー属性を確認します。

    適切な有効範囲で、Solaris 管理コンソールの「セキュリティーテンプレート」ツールを使用します。詳細は、『Oracle Solaris Trusted Extensions 構成ガイド』「Trusted Extensions で Solaris 管理コンソールサーバーを初期化する」を参照してください。

    1. NFS サーバーの IP アドレスが、セキュリティーテンプレートの 1 つで割り当てられたホストであることを確認します。

      このアドレスは、直接割り当てられる場合も、ワイルドカードを使用して間接的に割り当てられる場合もあります。アドレスは、ラベル付きテンプレートのものでも、ラベルなしテンプレートのものでもかまいません。

    2. テンプレートが NFS サーバーに割り当てるラベルを確認します。

      そのラベルは、ファイルをマウントしようとしているラベルと一致している必要があります。

  2. 現在のゾーンのラベルを確認します。

    ラベルがマウント済みファイルシステムのラベルよりも上位である場合、遠隔ファイルシステムが読み取り/書き込み権付きでエクスポートされたときでも、マウントに書き込みはできません。マウントのラベルでは、マウント済みファイルシステムにのみ書き込み可能です。

  3. 古いバージョンの Trusted Solaris ソフトウェアを実行している NFS サーバーからファイルシステムをマウントするには、次のようにします。

    • Trusted Solaris 1 NFS サーバーの場合は、mount コマンドで vers=2 および proto=udp オプションを使用します。

    • Trusted Solaris 2.5.1 NFS サーバーの場合は、mount コマンドで vers=2 および proto=udp オプションを使用します。

    • Trusted Solaris 8 NFS サーバーの場合は、mount コマンドで vers=3 および proto=udp オプションを使用します。

    これらのサーバーからファイルシステムをマウントするには、サーバーにラベルなしテンプレートを割り当てる必要があります。