Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

ProcedureTrusted Extensions でデバイスを構成する

デフォルトで割り当て可能なデバイスは、ラベル範囲が ADMIN_LOW から ADMIN_HIGH であり、使用するには割り当てられる必要があります。また、ユーザーはデバイス割り当てを承認されている必要があります。これらのデフォルトは、変更可能です。

始める前に

大域ゾーンでセキュリティー管理者役割になります。

  1. 「トラステッドパス」メニューから「デバイスの割り当て」を選択します。

    デバイス割り当てマネージャーが表示されます。

    「デバイスの割り当て管理」ダイアログボックスに、一般ユーザー用のオーディオデバイスのデフォルトのセキュリティー設定が表示されています。
  2. デフォルトのセキュリティー設定を表示します。

    「デバイス管理」をクリックして、デバイスを強調表示します。次の図は、CD-ROM ドライブのデフォルトのセキュリティー設定を示しています。

    「デバイス割り当て構成」ダイアログボックスに、CD-ROM ドライブのデフォルトのセキュリティー設定が表示されています。
  3. (省略可能) デバイスのラベル範囲を制限します。

    1. 最小ラベルを設定します。

      「最小ラベル...」ボタンをクリックします。ラベルビルダーから最小ラベルを選択します。ラベルビルダーの詳細は、「Trusted Extensions のラベルビルダー」を参照してください。

    2. 最大ラベルを設定します。

      「最大ラベル...」ボタンをクリックします。ラベルビルダーから最大ラベルを選択します。

  4. デバイスがローカルに割り当て可能かどうかを指定します。

    「トラステッドパスからの割り当て」の「デバイス割り当て構成」ダイアログボックスで、「割り当てを行えるユーザー」リストからオプションを選択します。デフォルトでは、「承認されたユーザー」オプションがチェックされています。したがって、デバイスは割り当て可能であり、ユーザーは承認が必要です。

    • デバイスを割り当て不可にするには、「なし」をクリックします。

      プリンタ、フレームバッファーなど、割り当て可能にしてはいけないデバイスを構成する場合は、「なし」を選択します。

    • デバイスを割り当て可能だが承認不要にするには、「すべてのユーザー」をクリックします。

  5. デバイスが遠隔で割り当て可能かどうかを指定します。

    「信頼できないパスからの割り当て」セクションで、「割り当てを行えるユーザー」リストからオプションを選択します。デフォルトでは、「トラステッドパスと同じ」オプションがチェックされています。

    • ユーザー承認を必要にするには、「承認されたユーザーによって割り当て可能」を選択します。

    • 遠隔ユーザーによる割り当てを不可にするには、「なし」を選択します。

    • 任意のユーザーがデバイスを割り当てできるようにするには、「すべてのユーザー」を選択します。

  6. デバイスが割り当て可能であり、かつサイトで新しいデバイス承認を作成してある場合、適切な承認を選択します。

    次のダイアログボックスは、cdrom0 デバイスを割り当てるために solaris.device.allocate 承認が必要であることを示しています。

    「デバイス割り当ての承認」ダイアログボックスに、デバイスの承認が表示されています。

    サイト固有のデバイス承認の作成と使用法については、「Trusted Extensions でのデバイス承認のカスタマイズ (作業マップ) 」を参照してください。

  7. 「了解」をクリックして変更を保存します。