Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

ProcedureTrusted Extensions で割り当て不可のデバイスを保護する

「デバイス割り当て: 構成」ダイアログボックスの「割り当てを行えるユーザー」セクションの「なし」オプションは、フレームバッファーとプリンタでもっとも頻繁に使用されます。これらのデバイスは割り当てせずに利用できるからです。

始める前に

大域ゾーンでセキュリティー管理者役割になります。

  1. 「トラステッドパス」メニューから「デバイスの割り当て」を選択します。

  2. デバイス割り当てマネージャーで、「デバイス管理」ボタンをクリックします。

  3. 新しいプリンタまたはフレームバッファーを選択します。

    1. デバイスを割り当て不可にするには、「なし」をクリックします。

    2. (省略可能) デバイスのラベル範囲を制限します。

      1. 最小ラベルを設定します。

        「最小ラベル...」ボタンをクリックします。ラベルビルダーから最小ラベルを選択します。ラベルビルダーの詳細は、「Trusted Extensions のラベルビルダー」を参照してください。

      2. 最大ラベルを設定します。

        「最大ラベル...」ボタンをクリックします。ラベルビルダーから最大ラベルを選択します。


例 17–1 オーディオデバイスの遠隔割り当ての禁止

「割り当てを行えるユーザー」セクションの「なし」オプションを使用すると、遠隔ユーザーは遠隔システム周辺の会話を聞くことができません。

セキュリティー管理者は、デバイス割り当てマネージャーで次のようにオーディオデバイスを構成します。


Device Name: audio
For Allocations From: Trusted Path
Allocatable By: Authorized Users
Authorizations: solaris.device.allocate

Device Name: audio
For Allocations From: Non-Trusted Pathh
Allocatable By: No Users