ユーザーをシステムから削除する場合、管理者は、ユーザーのホームディレクトリと、そのユーザーが所有するオブジェクトも、確実に削除する必要があります。ユーザーの所有するオブジェクトを削除する代わりに、管理者はそのオブジェクトの所有権を有効なユーザーに変更することができます。
管理者は、削除されたユーザーに関連付けられているバッチジョブも、すべて確実に削除する必要があります。削除されたユーザーに属するオブジェクトまたはプロセスがシステムに残っていないことを確認してください。
システム管理者役割である必要があります。
各ラベルでユーザーのホームディレクトリをアーカイブします。
各ラベルでユーザーのメールファイルをアーカイブします。
Solaris 管理コンソールで、ユーザーアカウントを削除します。
Solaris 管理コンソールで Trusted Extensions ツールボックスを開きます。
適切な有効範囲のツールボックスを使用します。詳細は、『Oracle Solaris Trusted Extensions 構成ガイド』の「Trusted Extensions で Solaris 管理コンソールサーバーを初期化する」を参照してください。
「システムの構成」で、「ユーザーアカウント」にナビゲートします。
パスワードプロンプトが表示されます。
役割のパスワードを入力します。
削除するユーザーアカウントを選択して、「削除」ボタンをクリックします。
ユーザーのホームディレクトリとメールファイルを削除するプロンプトが表示されます。プロンプトを受け入れると、ユーザーのホームディレクトリとメールファイルが大域ゾーンでのみ削除されます。
各ラベル付きゾーンで、ユーザーのディレクトリとメールファイルを手動で削除します。
すべてのラベルで、/tmp ディレクトリのファイルなど、ユーザーの一時ファイルを検索して削除します。